立原 杏所(たちはら きょうしょ)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.立原 杏所の作品を売りたいお客様へ

立原杏所は、1785年生まれの江戸時代を代表する日本画家です。話十江や小泉斐らとともに画を習い、「水戸の南画」を代表する画家として広く成長しました。ここでは立原杏所の作品の買取査定をまとめてみましょう。

このページの目次

2.立原 杏所についての解説

立原杏所は幼いころ林十江に画筆を学び、それが画家としての礎となりました。その後小泉斐などに師事し、山水画や花鳥画を学び身に着けていきました。山水画や花鳥画の技法を自分の作品に反映させ、繊細かつ爽やかな印象の作品を数多く残しています。江戸小石川藩邸に赴任してからは谷文晁に師事して、明や清の絵画を借り受けたうえで模写を行うなど、中国画の世界にも足を踏み入れています。

3.立原 杏所の歴史

江戸時代に活躍した立原杏所は、20代で江戸・小石川の水戸藩邸勤務となり、たくさんの南画家や文人と交流をもつようになります。以前から指導を受けた谷文晁の他、その画塾に出入りして渡辺崋山、椿山などとも交流を交わしていました。江戸での立原杏所は藩主への信任も厚く、武士としての忠勤をしながら画道にも精進したのです。長女は崋山門下十哲の1人として数えられる南画家の立原春沙であり、三男は幕末の志士である立原朴二郎になります。

4.立原 杏所の代表作

  • 『芦山鴛鴦図』文化14年(1814年)
  • 『芦山鴛鴦図』文化14年(1814年)
  • 『葡萄図』天保6年(1835年)

5.立原 杏所の作品の買取査定ポイント

立原杏所は中国の元代から明、清の絵画を閲覧し、模写をしました。また宮部雲錦にも画技を習って、高い品格を漂わせ、すっきりとしたあか抜けた画風が多いのが特徴です。立原杏所の買取査定ポイントは、共箱などの付属品があるかどうかと、保存状態がよいかどうかでしょう。作品が破れていたり、シミがあったりすると、立原杏所の本物の作品でも価値が下がってしまうため、買取額があまりあがりません。

代表的な査定ポイント
  • 共箱の有無
  • 書箱の有無
  • 作品の状態(シミ、汚れ、破れ、焼けなどはないか)
  • 軸先の素材

6.立原 杏所の作品の取引相場価格

元・明画を研究した立原杏所の作品は、山水画・花鳥画が多く、それらを得意としました。江戸後期の画家で水戸藩士でもある立原杏所の作品は現在でも人気があり、多くの買取市場に出回っています。ヤフーオークションなどのオークションサイトでの取引もあるため、立原杏所の作品がある場合には査定買取をしてもらうとよいでしょう。立原杏所のインターネットサイト上の平均買取相場は、16.000円前後になります。本物の作品で状態が良ければ、もっと高い金額での買取が期待できるでしょう。

7.立原 杏所の作品の買取についてのまとめ

江戸時代を代表する日本画家である立原杏所は、山水画、花鳥画を得意とした美しい描画が人気です。立原杏所の作品が自宅に眠っている時には、ぜひ専門の買取業者に査定を依頼してみましょう。思った以上の高額買取が期待できるかもしれません。