田近 竹邨(たじか ちくそん)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.田近 竹邨の作品を売りたいお客様へ

田近竹邨は、1864年生まれの日本を代表する画家です。才能豊かな田近竹邨の作品は非常に高い評価を受けており、文展に5回連続で入選を果たすなど素晴らしい経歴を残しています。ここでは南画家である田近竹邨の作品の買取査定ポイントをまとめます。

このページの目次

2.田近 竹邨についての解説

田近竹邨は大分県生まれの南画家です。はじめは藤野桂僊に師事していましたが、のちに京都に出たことをきっかけに、田能村直入に入門しました。田近竹邨は小室翠雲や山田介堂らと日本南画院を創立して、後進の育成に努めました。大正期の南画家壇の発展に尽力した田近竹邨は、文展で5回連続の入選を果たすなど多方面において高い評価を受けています。

3.田近 竹邨の歴史

田近竹邨は明治~大正時代の日本画家であり、本名を岩彦と言います。国学者であった父親、田近洋一郎の次男として生まれた田近竹邨は、故郷である豊後の画家である淵野桂僊に師事をして南画を学びました。京都画学校に入学した後は、日本画家の大家とも言われている田能村竹田を尊敬し、田能村直人に師事するようになりました。活躍した場は文展であり、高い評価を受けています。田近竹邨の作品は、中国の山水画の流れが垣間見える美しく繊細なタッチが多いです。10年以上も日本における南画の発展に貢献を続けてきた田近竹邨は中心的存在と言えるでしょう。

4.田近 竹邨の代表作

  • 『猿』
  • 『春秋山水図屏風』

5.田近 竹邨の作品の買取査定ポイント

田近竹邨の作品は豊後の南画である田村能の血を汲んでおり、非常に繊細で流れるような自然な曲線が魅力的です。さらに、ところどころに美しいアクセントとなる色使いがポイントとなっており、温和でありながら独特の魅力を感じられます。田近竹邨の作品の買取査定ポイントは、保存状態の良さでしょう。掛け軸であれば、やぶれ、しみ、汚れなどがなければ高額買取が期待できます。

代表的な査定ポイント
  • 共箱の有無
  • 書箱の有無
  • 作品の状態(シミ、汚れ、破れ、焼けなどはないか)
  • 軸先の素材

6.田近 竹邨の作品の取引相場価格

田近竹邨は、京都南画の三元老と言われるまで大きな功績を上げています。田近竹邨の作品は現在でも非常に人気があり、買取市場においても出回っています。テレビ番組「なんでも鑑定団」でも田近竹邨の作品は登場しており、掛け軸が700.000円の高額で買取査定されています。ヤフーオークションなどのインターネット上の買取サイトの平均買取相場は、11.000円前後になります。ただ模写作品も多いため、このように安い値段での平均買取相場になっていますが、本物の田近竹邨作品であれば高額買取が期待でいます。

7.田近 竹邨の作品の買取についてのまとめ

田近竹邨は日本画家の発展に貢献を続けてきた1人であり、日本南画院創立の中心的存在でもあります。南画にかける熱い情熱と、ゆるぎない信念を感じられる田近竹邨の作品は高額買取が期待できます。自宅に作品がある場合は買取査定してみましょう。