高橋 常雄(たかはし つねお)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.高橋 常雄の作品を売りたいお客様へ

高橋常雄は、昭和2年10月27日群馬県前橋市に生まれました。1946年に日本画を始め、1950年に福王子法林に師事します。1953年第9回日展に根津於名義で出品した「春丘」が初入選を果たします。山や自然を題材にすることを得意としていました。

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2.高橋 常雄についての解説

高橋常雄は、世界最大の大山脈であるヒマラヤを取材するため、1974年ネパールへ師である福王子法林と共に訪れ、帰国後はヒマラヤやネパールを題材とした作品を多く手掛けました。ネパールへの取材旅行によって、初期の平面的で輪郭線を強調するような力強い筆致と、落ち着いた色彩の作風から立体的で温度を感じるような繊細で隙のない重厚な作風へと変化していきます。

3.高橋 常雄の歴史

高橋常雄は、1953年第9回日展に根津於名義で出品した「春丘」が初入選を果たします。さらに同年以降、群馬美術協会展の審査委員として活躍しました。入選を重ねた高橋は、1958年に武蔵野美術学校日本画科に編入し、改めて絵を学び、無事、翌1959年に卒業しました。この頃から院展に出品し始め、1960年第45回院展に出品した「嬬恋の山」が初入選すると連続して入選を重ね、1962年に院友となりました。以後も、院展を中心に名誉ある賞を数々受賞しています。1985年には美術院の最高位である同人に推挙され、日本画壇で重要な位置についていた高橋でしたが、2年後の1987年60歳でこの世を去りました。

4.高橋 常雄の代表作

  • 『山湖風景』
  • 『ジャヌー(ヒマラヤ)』

5.高橋 常雄の作品の買取査定ポイント

高橋常雄の絵は、山という壮大なモチーフをテーマに描かれているため、大きい作品でも人気があり高価買取となります。 そのため、作品のサイズやモチーフによって買取額が変わってきます。 その他にも、晩年は故郷の風景や遠野を題材に制作していたため、その柔らかな印象の絵画も人気となっていて高価となることが多いです。

代表的な査定ポイント
  • 真作であること
  • 作品の保存状態
  • 作品のサイズ
  • 箱の有無

6.高橋 常雄の作品の取引相場価格

高橋常雄の作品は、比較的高価で取引されています。得意としていた山をモチーフとした絵では、縦約74cm、横約62cmの10号サイズ、真作保証ありの「富岳図」で80.000円台。山のモチーフ以外にも裸婦の作品があり、こちらは多少希少ではありますが、あまり作者のイメージがないためか、20.000円台と手の届きやすい価格になっています。作者が同じでも得意としていたジャンルの絵だと作者イメージがあるため、高い価格帯になる可能性があるといえます。特に山のモチーフだと10号サイズと大きく、山の壮大さや迫力が伝わるため、人気となっています。

7.高橋 常雄の作品の買取についてのまとめ

現在でも高い人気を誇る高橋常雄の日本画は、高額での取引が期待できるお品物です。晩年の1974年以降制作された作品は、中古市場で高い評価を得ているため、更に大きな金額となる可能性があるでしょう。