高久 隆古(たかく りゅうこ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.高久 隆古の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

高久隆古は南画と大和絵の描法を併せて融合させるという、独特な画風を生み出した復古大和絵派絵師です。超然とした人柄で世俗に交わらず、名門の出にありながら清貧に身を置き、画事に専心した人であったと伝わっています。江戸四大家の一人と称されました。

このページの目次

2.掛け軸作家「高久 隆古」についての概要

高久隆古は江戸後期の絵師です。若くして江戸、京都、名古屋などを歴遊し、南画や大和絵の画法を修得するとともに、古寺社に伝わる古画や彫刻を臨模して熱心に研究を重ねました。文人画の写実性に大和絵の色彩を加えた独特な描法は、隆古独自のものとして高く評価されています。高久は高久靄厓を継いだための姓ですが、気に入らなかったらしく高隆古とも名乗っています。

3.掛け軸作家「高久 隆古」の生い立ちや歴史

高久隆古は1810年、武蔵埼玉郡忍藩で家老職を襲名する名門・川勝家の四男に産まれました。幼少より父や兄の薫陶を受けて和歌や書画に親しみ画の道を志します。はじめ南画家・依田竹谷に入門しますが、その後復古大和絵派の田中訥言に私淑し、その門人・浮田一蕙に師事。また名古屋に遊歴して同じく復古大和絵派の渡辺清にも学びました。のちに書画コレクターの豪商・菊池淡雅の知遇を得、独自の画風を打ち出し一家を成します。谷文晁の高弟・高久靄厓が急死した際には淡雅の奨めもあってその後嗣となり、以後高久隆古、または高隆古と名乗りました。

4.高久 隆古の掛け軸作品の代表作一覧

  • 蘭亭曲水図
  • 正住院障壁画(1837年)
  • 頼朝富士の巻狩の図
  • 重盛諌言図

5.高久 隆古の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

買取にあたって最も重要視されるのは作品の真贋ですが、隆古の作品は「隆古」以外にも時代で使用される落款にも変化が見られ、専門家の鑑定が重要となってきます。また箱書や書付など、真作を裏付けるものがあれば、さらに査定価格は高くなるでしょう。また、サイズや画題、状態なども大きく評価に関わってきます。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 箱書や極書などがあるか
  • 高久隆古の署名・落款があるか
  • 保存状態は良好か
  • 画題はなにか
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っていれば査定額は上乗せできます)

6.高久 隆古の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

高久隆古の作品は国内のネットオークションで、120,000円で落札された実績がありました。真作保証がついた『蘇東坡図』という画讃の大幅で、サイズは掛軸全体で横幅162.5cm×長さ207cm、本紙は紙本で横幅148cm×長さ110.5cmの作品でした。

7.高久 隆古の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

南画と大和絵を融合させ、独特の画風を確立した高久隆古。その独特の描法は不思議な世界を形成し、一種の風格を成したと画壇で高く評価されました。江戸四大家と称された作家だけに高価買取も十分期待できるでしょう。もし高久隆古の作品をお持ちでしたら、一度査定に出してみることをお勧めいたします。

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