高野 長英(たかの ちょうえい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.高野 長英の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

高野長英は幕末の蘭学者です。幕府が蘭学者を弾圧した蛮社の獄で捕らわれ、脱獄と逃亡生活の果てに自刃しました。その壮絶な一生から出生地に記念館が建てられるほどの知名度をもつ高野長英。彼が遺した作品には一定の需要があるといえます。

このページの目次

2.掛け軸作家「高野 長英」についての概要

高野長英はもともと医者を夢見て蘭学を勉強する若者でした。しかし蘭学を修める過程で幕末当時の西欧事情を把握していた高野長英は、幕府の対外政策がいかにずさんかを見抜いてしまいました。彼はそのずさんさを自身の著書『夢物語』で指摘します。これが幕府批判の罪にあたるとして幕府に捕らえられ、その数年後には自害にまで追い詰められてしまいました。時代に翻弄された悲劇の天才といえる人物です。

3.掛け軸作家「高野 長英」の生い立ちや歴史

高野長英は1805年に奥州(現在の岩手県)で生まれました。本名を譲といい、9歳で父を亡くして伯父の高野玄斎に引き取られます。この玄斎が医者だったからか、17歳のおりに医者を志して修行の旅に出ました。1825年に長崎でドイツの医師シーボルトと出会い、彼の元で蘭学の勉強にはげんで「ドクトル」の称号を授けられます。しかし1828年シーボルト事件で師が国外追放の憂き目にあい、さらに1838年には蛮社の獄で自らも幕府の手にかかります。1844年に脱獄して6年間の逃亡生活を送るも、最後は役人に見つかり、持っていた脇差で喉を突いて自害。わずか47歳でした。

4.高野 長英の掛け軸作品の代表作一覧

  • 医原樞要(1832年)
  • 救荒二物考
  • 夢物語(1838年)

5.高野 長英の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

本業の掛け軸作家ではないので、そもそも掛け軸が多く出回らない作家です。高額査定を狙うならば、確かに高野長英本人の作と判断される署名や鑑定書があるか、共箱はあるか、サイズはどれほどかといった点が重要になるでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 高野長英本人の署名が残されているか
  • 欠けやシミなどの傷・汚れはあるか(ただし目立つからといって自分で修復しないこと)
  • 掛け軸そのものを構成する素材の種類
  • 付属品があればすべて作品とまとめる(真贋判定の貴重な資料となるため)
  • 高野長英の作品だと保証する正式な鑑定書もしくは証明書の有無

6.高野 長英の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

高野長英の掛け軸ならば、近年の案件では真贋不明で総丈200cm×34cm、本紙134cm×22.5cmかつ「紙本着色、箱入、状態オレ、老松画賛、肉筆保障」とするものが38,100円で売買された実績があります。また、掛け軸ではないものの『軍法』とする約17cm×約80cmで「表具が剥がれて裏打ちのみ』と説明する真贋不明の書簡に61,995円の値段がついた例もあります。

7.高野 長英の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

幕末の動乱期に国を憂い、その結果犠牲となった悲劇の蘭学者、高野長英。彼の作品は真贋がはっきりしないものでも数万円で取引されている実績があります。まぎれもない真作かつ状態が万全な掛け軸ならばさらなる高値も期待できるでしょう。高野長英の作とおぼしき掛け軸をお持ちでしたら是非とも査定を考えてみてください。

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