高島 北海(たかしま ほっかい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.高島 北海の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

高島北海は、明治から大正期にかけて活躍した日本画家です。明治新政府の技官としての半生の上に、植物学の深い造詣を基礎とし、南画に写生の技法を加えた清新な山岳風景画を描きました。1990年代以降には、近代アカデミズム成立以前の先駆的な地形学者、地質学者、地理学者としての再評価も進んでいます。

このページの目次

2.掛け軸作家「高島 北海」についての概要

高島北海(1850年〜1931年)は長州阿武郡(現在の山口県萩市)出身、本名は得三です。高島北海は明治新政府の工部省に入省し、22〜26歳の4年間、兵庫の生野銀山の鉱山学校に赴任、フランス人技師長のジャン・フランソワ・コワニエより仏語と地質学、植物学を学びました。この経験を生かし高島北海は地質図としては日本初の『山口県地質図説』『山口県地質分色図』を著しました。その後、政府の命により万国森林博覧会参加要員として渡英、ヨーロッパ各地の森林視察し、フランスのナンシー水利林業学校で3年間植物地誌学を学びました。

3.掛け軸作家「高島 北海」の生い立ちや歴史

卒業したナンシーの学校には、高島北海が描いた植物の細密画や写生画が保存され、またナンシー派美術館には彼のレリーフ(ビュシェール作)が飾られています。また、1886年のフランス東部美術展に日本画を出品し、現地の高い評価を受けその絶賛は日本でも報道されました。帰国後は公務の合間に山岳を写生し、自修にて山水画の研究を進め、公職を辞してからは雅号を北海として中央画壇での活動に専念しました。

4.高島 北海の掛け軸作品の代表作一覧

  • 蜀道青橋駅瀑布図(1908年)
  • 草花図屏風(1913年)
  • 峭壁摩天・断層夾波(1915年)
  • 北海山水百種(1939年)
  • 水墨山水(1940年)

5.高島 北海の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

掛軸の買取は、鑑定が難しいため知識や情報がないと損をしてしまう可能性があります。高島北海の作品も例外ではありません。まちがいなく高島北海の作品であることが証明できると高い買取が期待できます。さらに、ギズやしみがない状態であればプラス査定になる可能性が高いでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 真贋(本物)かどうか(サインや落款が確認できるか、いつの時代の作品であるか)
  • 保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • 市場価値はあるか(有名作家の作品なら多少劣化していても高値が付きます)
  • 掛け軸の素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)

6.高島 北海の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

国内のネットオークションで、高島北海の『北米落機山中飛湍図』が12万円で取引されました。この作品は130cm×54cm、合箱、絹本、真作という条件で出品されていました。描かれているのは山岳景で、高島北海が1903年にアメリカのロッキー山脈に写生に行った時に制作されたものです。

7.高島 北海の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

高島北海はヨーロッパをはじめ、アメリカ、中国と世界を巡りながら制作活動に励みました。そのためそれらの土地の風景を描いた山岳画は高い評価を受けています。高島北海の作品の売却をお考えでしたら、鑑定書が付いていれば真作証明済みの作品として高額査定が見込めます。査定に出す際には、作品の付属品も一緒に提出するようにしましょう。

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