高山 彦九郎(たかやま ひこくろう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.高山 彦九郎の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

高山彦九郎は、江戸時代の尊王思想家です。18歳で家を出て各地を遊歴しながら勤王論を説きました。文豪三島由紀夫は、高山彦九郎の生涯と思想に強い関心を持っていたことでも知られています。高山彦九郎は著名な人物なため、真作であれば高値が期待できるでしょう。

このページの目次

2.掛け軸作家「高山 彦九郎」についての概要

高山彦九郎は、多年にわたり日記を残しており、その尊王の志は、松下村塾を主宰した吉田松陰や幕末の志士達に多大な影響を与えたと考えられております。高山彦九郎は、楠木正成や二宮尊徳と並んで、第二次世界大戦前の修身教育で取り上げられた人物でした。群馬県太田市には高山彦九郎を祀った神社が建てられており、また高山彦九郎の伝記や、題材にした著作で、その生涯が綴れています。

3.掛け軸作家「高山 彦九郎」の生い立ちや歴史

高山彦九郎は1747年(延享4年)に上野国新田郡細谷村(現在の群馬県太田市)で、郷士高山良左衛門正教の二男として生まれました。先祖は平姓秩父氏族の高山氏出身で、新田義貞に仕えた新田十六騎の一人、高山重栄とされています。13歳のときに「太平記」を読み勤王派を志すようになり、18歳で家を出て各地を遊歴しながら勤王論を説いて回りました。京都で光格天皇に拝謁した感激を詠んだ歌は、高い評価を受け愛国百人一首に撰ばれました。尊号一件と呼ばれる事件を機に幕府からの監視を受けるようになり、1793年(寛政5年)に筑後国久留米に住む森嘉膳宅で自ら命を絶っています。享年は46歳でした。

4.高山 彦九郎の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

由来や書付など、高山彦九郎の真作だということを裏付けるものがあれば査定価格は高くなるでしょう。また状態や仕立て、画題など、総合的な判断での査定となります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 欠けなどがなく保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • 高山彦九郎本人の作品かどうか(サインや落款が確認できるか、いつの時代の作品であるか)
  • 市場価値はあるか(有名作家の作品なら多少劣化していても高値が付きます)
  • 掛け軸の素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)

5.高山 彦九郎の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

高山彦九郎の掛け軸作品はネットオークションで、真贋不確かなものでも数千円程度~数万円で取引されています。模写作品でも例えば『桑原鷲峰極書』という作品では、全体寸縦約190m×横約48cm、本紙寸縦約23.5cm×横約34cm、「紙本肉筆」、「極め書(桑原鷲峰)」、作品状態は「イタミ有」とするものが、65,000円で落札されています。

6.高山 彦九郎の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

高山彦九郎は、勤王論を説く旅の生涯でした。世に奇人と称され、幕府に抑圧されて遂には自死に追い込まれます。しかしその志は、明治期の王政復古事業の礎となったと言われております。高山彦九郎の掛け軸作品を所有されている方は、真贋確認も兼ねて是非一度査定を検討してみてはいかがでしょうか。