竹田 益州(たけだ えきしゅう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.竹田 益州の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

竹田益州は近代の禅僧です。23歳のころに、自身が住職をつとめていた祥瑞寺を燃やしてしまう大失態を犯しました。しかしその罪と向き合いながら必死に修行を積み重ね、最終的に建仁寺管長の座につきました。そんな彼は茶道に通じていたとされ、茶道具、箱書き、そして多くの掛け軸をのこしています。

このページの目次

2.掛け軸作家「竹田 益州」についての概要

竹田益州は昭和期の臨済宗を象徴する禅僧です。彼が名僧とたたえられるようになったきっかけは、やはり1919年の祥瑞寺大火でしょう。この火事は竹田益州の火の不始末が原因とされており、若き日の彼はその罪で周囲から責められました。このとき、竹田益州はどん底にいました。しかし、そうして自責の念に心が折れそうになったとき、それでも揺るがない「心の本質」が自分にあると気づきます。彼はこの気づきを胸に一から修行をやりなおし、やがて周囲から認められるようになりました。竹田益州は、どん底のなかで仏教の神髄にふれたのです。

3.掛け軸作家「竹田 益州」の生い立ちや歴史

1896年大分県のまずしい農家の三男として生まれました。11歳で滋賀県の祥瑞寺に出家し、小僧として厳しい修行の日々をおくります。1918年22歳のときに祥瑞寺住職となるも翌年に自らの失態で寺を燃やしてしまい、建仁寺へ行脚。厳しい修行を経て心身を磨きなおした竹田益州は、1933年に祥瑞寺を再建させます。そして1954年には建仁寺管長となり、あやまちをおぎなってあまりある名僧となりました。

4.竹田 益州の掛け軸作品の代表作一覧

掛け軸ならば真作かどうかで査定額がおおきく変動します。箱書きの場合も同様で、竹田益州本人と証明できる証拠があれば、高値買取への道がはっきり見えてきます。ほかにはシミやシワといった劣化具合やどんな素材でつくられているかも大切な査定ポイントです。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 現在の保存状態はどうか(よくない場合は高温多湿と直射日光を避けて保管すべき)
  • 真作ならば保証する鑑定書または証明書の現存が望ましい
  • 真贋判定に役立つ共箱や共布といった付属品はあるか
  • 竹田益州本人の署名がなされているか(本紙に落款や為書があるか)
  • 掛け軸自体の素材の良し悪し(いい作品にはいい表装を施す傾向にある)

5.竹田 益州の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

竹田益州の掛け軸は本人のものか、他人の作品に氏が箱書きを加えたものにわけられます。本人作ですと、「共箱、タトウ。表具は一文字・花唐草金襴、中回し・青海波緞子。上下・シナパーの良い表具で、折れ、シミ無く良い状態です。」と説明された、総丈187cm×32.7cm、本紙107cm×30cmの『瑞雲生五彩』という作品が、45,000円で売買されました。一方、竹田益州の箱書きがつけられた掛け軸ならば、円爾弁円の作とする「紙本水墨、三重箱入。オレ、傷ミ、ヤケ、修復痕」と状態を説明した『無準師範弟子』(表装113cm×22.5cm、本紙52cm×16.5cm)という作品に126,000円の高額査定がつきました。

6.竹田 益州の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

つぐないきれない罪と向きあったことで仏の教えに近づいた竹田益州。氏がのこした作品は茶道具が目立つものの、掛け軸でも作品次第で数万~十数万円の値段も夢ではありません。高額買取にはただしい査定が不可欠ですので、氏の掛け軸をお持ちなら一度プロにゆだねてみてはいかがでしょうか。

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