田村 水鴎(たむら すいおう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.田村 水鴎の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

田村水鴎は、江戸時代の浮世絵師として、菱川師宣の影響を受けた肉筆美人画・武者絵を手掛けました。諸派に精通し、住吉派や土佐派を学んだと跡が作品を通して窺い知ることができます。現存している作品は、奈良県立美術館や東京国立博物館などに所蔵されており、歴史的価値が認められています。

このページの目次

2.田村 水鴎の掛け軸作品についての概要

田村水鴎の画風は、住吉派や土佐派を本格的に学んだことが窺え、浮世絵の祖だった菱川師宣の影響があると評されています。一説には「節信」の印象がある作品は師宣風、「无声詩」の印象がある作品は土佐派風が色濃いという指摘がありますが、これはそれぞれの印象を使用した時期が違う為ではないかと考察されています。

3.田村 水鴎の掛け軸作品の歴史や情報

田村水鴎は、師系や略歴などが不明とされ、また京都の人とも江戸の人とも言われており、定かになっていません。作品に印章から名は「節信」であり、観董、无声詩と号したことが知られています。また、「元吉」の印章がある作品もありますが、これは俗称ではないかと推測されています。作画期は1681年〜1736年頃(天和から享保)とされており、肉筆作品を多く残しています。美人画の作品が主ですが、『小督と仲国図』のように故事を題材にした作品も残されています。

4.田村 水鴎の掛け軸作品の代表作一覧

  • 桜下縁先美人図
  • 月下舟遊び美人図
  • 羽根つき図
  • 桜下美人図
  • 紅梅美人図

5.田村 水鴎の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

高額となる条件としては、田村水鴎の真作であるといえるかどうかが重要です。その他では、シミ、シワ、折れなどはないか、印や落款があるか、保存状態は良好か、箱の有無は、作品のサイズはどれくらいかといったことによっても査定結果は変動します。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 田村水鴎の本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
  • 軸や画の素材は何でできているか

6.田村 水鴎の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

田村水鴎の掛け軸などの作品はネットオークションなどでは真贋不確かなものでも数千円程度から数万円で取引されています。真作を保証するものであれば、例えば『楼上文読図』という作品でサイズは最大寸縦約128cm×横約72cm、「絹本肉筆」、付属品として「二重箱」とするものが、179,000円で落札されています。

7.田村 水鴎の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

田村水鴎は、菱川師宣の流れをくむ作風に加え、諸派に精通し住吉派や土佐派の画風を学んだとされています。肉筆美人画や武者絵を得意としており、真作であれば高値が期待できます。田村水鴎の掛け軸作品を所有されている方は、是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。