田辺 玄々(たなべ げんげん)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!
1.田辺 玄々の作品を売りたいお客様へ
田辺玄々は江戸時代後期に活躍した篆刻家であり、書家でした。篆刻の分野では、磁印を開発したことで知られています。その技巧の精妙さは大いに称賛され、磁印の名手とされました。法眼に叙せられるなど、評価の高い人物です。書画にも高値が望めるでしょう。
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2.田辺 玄々についての解説
田辺玄々(1796年?~1859年)は、粘土で鈕式を作って印文を刻し、焼成する磁印製法を開発しました。玄々の印は多くの名流に珍重され、富岡鉄斎の愛蔵品にも収められています。文政3年刊行の「玄々瓷印譜」には頼山陽や巻菱湖などが題跋をよせており、ほかにも青木木米、僧雲華院大含など当代一流の文人らとの交流がありました。
3.田辺 玄々の歴史
田辺玄々は京都市東寺外山吹町の富裕な家に生まれました。名は祐憲または憲、字は伯表、号は玄々の他に尚松竹楓園、東田居などがあります。幼い頃より書画を好み、書ははじめ武元登々庵に就き、のちに高野山の僧・空居に学んで太師流の書法を授かりました。画は中林竹洞に師事したと伝わります。篆刻に秀で、中年以後は磁印の創作に没頭。東寺に候人として仕え、のちに法眼に叙されました。安政5年没、享年は63歳~66歳、諸説あります。
4.田辺 玄々の代表作
- 玄々瓷印譜(1831年)
- 拾玉印譜
5.田辺 玄々の作品の買取査定ポイント
田辺玄々は書画にも秀でたため、篆刻作品以外も需要があります。真作を保証する共箱などがついていると評価が高くなるでしょう。また仕立てや画題、書の内容、保存状態などによって査定価格は大きく変化します。
代表的な査定ポイント- 何が描かれて(書かれて)いるか
- 田辺玄々の落款、印が確かなものであるか
- 共箱や書付などが付いているか
- どのような仕立てか
- 付属品の欠けはないか
- 保存状態は良好か
- 書か画か
6.田辺 玄々の作品の取引相場価格
田辺玄々の掛軸作品はネットオークションで40,000円の値が付いたものがありました。絹本に書かれた「赤壁ノ賦」行書の双幅で、サイズは掛軸全体が各約195cm×約65cm、状態は少し折れたりしている箇所あります」と説明されていました。
7.田辺 玄々の作品の買取についてのまとめ
田辺玄々の書は、高野山の僧・空居に大師流の秘奥を授かったとされる名筆だけに、市場でも多く取引されています。もし田辺玄々の作品がお手元にございましたら、ぜひ一度査定に出してみることをお勧めいたします。状態の良い真であれば、査定価格に期待ができるでしょう。
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