田中 一邨(たなか いっそん)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.田中 一邨の作品を売りたいお客様へ

田中一邨は日本のゴーギャンとも呼ばれた孤高の画人です。絵筆1本で放浪の旅にでた田中一邨は各地で様々な作品を発表しています。画壇と決別して、最後まで個展を開かずに奄美大島で描き続けた田中一邨の作品の高額買取査定をまとめてみましょう。

このページの目次

2.田中 一邨についての解説

田中一邨は奄美大島の自然を愛した日本画家で、植物や鳥を鋭い観察と画力で、力強くそして繊細なタッチで花鳥画に描きました。若い頃には神童と呼ばれ、様々な賞を受賞した田中一邨ですが、画壇からの評価は得られず、生涯画壇には入らず、個展も開催しませんでした。奄美に移住して大島紬の染色工として働くかたわらで絵を描き続け、無名のまま生涯を閉じました。

3.田中 一邨の歴史

栃木県生まれの田中一邨は、6人兄弟の長男として生まれます。父親は彫刻家の田中彌吉であり、若くして南画の才能を発揮し神童と呼ばれ、7歳で児童画展で受賞経験があります。東京美術学校に入学するも2ヶ月で中退、奄美への移住を決意します。田中一邨は、無名に近い存在で個展も開くことなく、69歳の生涯を終えますが、没後テレビ番組で紹介され一躍注目を集めるようになったのです。その後全国各地で田中一邨の展覧会が開催されるようになり、ようやく世の中に認められた不運の画家と言えるでしょう。

4.田中 一邨の代表作

  • 白い花(1947年)
  • 花と軍鶏(1953年)

5.田中 一邨の作品の買取査定ポイント

独特の画風から日本のゴーギャンとも呼ばれる田中一邨の作品は人々を魅了しています。生前は全く無名でありながら、死後十年足らずで爆発的な人気を得た画家は珍しい田中一邨の作品は非常に人気があります。高額買取が期待できる田中一邨の作品ですが、保存状態がよいか、悪いかで買取額は変わってきます。状態が良ければ人気の画家なので高額になりやすいでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 共箱の有無
  • 作品の状態(シミ、汚れ、焼けなどはないか)
  • 軸先の素材
  • 箱書の有無

6.田中 一邨の作品の取引相場価格

田中一邨の作品は日本画の伝統を超越した作風が多く、南国の動植物が織りなす幻想的な美しさが力強く描かれています。また貧に徹した田中一邨の芸術に殉じた求道者のような激しい生き方が感じられるその絵は、人々の心をとらえて離しません。田中一邨の作品は、インターネット上のオークションサイトでも取引されています。田中一邨作品の買取相場は、2000円~50000円前後まで様々です。平均買取相場は15000円前後になることが多いでしょう。

7.田中 一邨の作品の買取についてのまとめ

奄美大島に住み続けた田中一邨の作品は、亜熱帯の生き物や風景をうまくとらえた風景画になります。独自の画境を切り開いた田中一邨の作品は多くの人の心をつかみます。田中一邨の作品がある場合は、買取査定を依頼してみましょう。