田中 頼璋(たなか らいしょう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.田中 頼璋の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

田中頼璋は、明治時代から昭和時代前期に活躍した日本画家です。山口県萩で森寛斎に師事したのち、川端玉章の門にはいって学びました。日本美術協会に出品した作品が出世作となり、一躍画壇に名を馳せます。文人趣味に円山派の写実性を合わせて独自の画境を磨いた田中頼璋の作品は評価が高く高値の査定となることも多いです。

このページの目次

2.掛け軸作家「田中 頼璋」についての概要

田中頼璋は旧派の代表的な日本画家です。一時は森寛斎に師事しますが、ほとんど独学で腕を磨きました。画家を目指して上京したのは36歳の頃と遅いスタートであったため、若い画学生たちからは蔑まれることも多くありました。周囲の目は冷たいものでしたが、日本美術協会展や帝展、文展などで出品すると受賞を重ね、田中頼璋の作品は広く認められていきました。関東大震災の後は広島に移って、後の世の育成にも尽力しています。主に写生風の山水画を得意としており、江戸時代の文人趣味を受け継いだ秀作を多く描きました。

3.掛け軸作家「田中 頼璋」の生い立ちや歴史

1866年に島根県に生まれた田中頼璋は、16歳で山口県萩の森寛斎に師事します。実家の庄屋が明治維新後に没落したため、夢を実現することが難しく、1902年、36歳のころにやっと上京し川端玉章の門下となります。1908年の文展に出品した『鳴滝』が入賞を果たし、1917年には文展で特選、翌年も特選となり、1924年には帝展委員に就任しました。亡くなったのは1940年、腎臓炎のため自宅で息を引き取りました。

4.田中 頼璋の掛け軸作品の代表作一覧

  • 鳴滝(1908年)
  • 山居水住
  • 楼閣山水

5.田中 頼璋の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

田中頼璋の作品は山水画の人気が高く、査定でも高額がつくことが多いです。また、掛け軸の場合、巻きジワが少ないか、軸装の傷みが少ないかどうかも査定のポイントになります。作品の出来栄えや保存状態だけでなく、どのような素材に描かれているかも重要で、素材によっても査定額は変動します。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント

  • シミ、巻きジワなどがなく状態が良いか
  • 本人の署名や落款があるか
  • 共箱や共布が付属しているかどうか
  • 素材は何でできているか

6.田中 頼璋の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

田中頼璋の掛け軸などの作品はネットオークションにも出品されており、真贋不明で20,000円から250,000円で取引が行われています。『勇壮猛虎』という縦128.5cm×横49.5cmの掛け軸には、80件の入札があり46,962円で落札されていました。また、軸装が象牙で縦230cm×横74cmの『高士観瀑図』という掛け軸は、256,000円という高額落札がされています。テレビ東京で放送された「開運!なんでも鑑定団」では、田中頼璋の二幅の掛軸が登場し、2,500,000円という鑑定額が発表されており、作品に状態や本人の作であれば、より高額な査定が見込めます。

7.田中 頼璋の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

田中頼璋は画家としてのスタートが遅かったものの、年月をかけて独自の画境を研磨しました。その結果日本美術協会展や帝展、文展で受賞を果たし、日本画壇を代表する日本画家となりました。山水画の評価が特に高く、査定においても数十万円や数百万円という高額になることが多いです。田中頼璋の掛け軸などの作品をお持ちの方はぜひ、一度査定に出されてはいかがでしょうか。

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