谷崎 潤一郎(たにざき じゅんいちろう)の作品を高価買取!掛け軸の作品の査定ポイントを徹底解説!

1.谷崎 潤一郎の作品を売りたいお客様へ

明治末期から第二次世界大戦後の昭和中期まで、終生旺盛な執筆稼働を続けた小説家である谷崎潤一郎は、国内外でその作品の芸術性が高い評価を受けています。また谷崎潤一郎は達筆の作家としても知られており、谷崎潤一郎の掛け軸や扇などは人気が高いです。ここでは谷崎潤一郎の作品の高額買取ポイントについてまとめます。

このページの目次

2.谷崎 潤一郎についての解説

小説家としてその名を知られている谷崎潤一郎ですが、達筆の作家としても有名です。書家の書を「見せる字」とすると、谷崎潤一郎の毛筆の筆跡は「読ませる字」と言えます。巧みさで見える筆跡ではなく、文や言葉の意味を素直に読ませてくれる直接的に感じさせる筆跡はまさに芸術です。近代日本文学を代表する谷崎潤一郎は、漢語や雅語、俗語、方言までを使いこなす端麗な文章と作品ごとにかわる巧みな語り口が特徴となります。

3.谷崎 潤一郎の歴史

谷崎潤一郎は1886年7月24日に東京都中央区日本橋に生まれます。近代日本文学を代表する小説家の1人であり、日本国内にとどまらず海外からも彼の作品は高く評価されています。東京帝国大学を中退、第二次「新思潮」同人、「刺青」「麒麟」などを発表。永井荷風らの推賞で文壇に登場しており、1949年には文化勲章を授賞しています。情痴や時代風俗などのテーマを扱う通俗性と、文体や形式における芸術性を高いレベルで融和させた純文学に秀作が多く、「文豪」「大谷崎」とも称されたのです。

4.谷崎 潤一郎の代表作

  • 田舎侍
  • くたびれて
  • 朝寝髪まきて

5.谷崎 潤一郎の作品の買取査定ポイント

普段から毛筆を愛用していた谷崎潤一郎は、ある時期から原稿もほとんど毛筆書きしていたといわれるほどです。それほどまでに達筆であった谷崎潤一郎は小説の他にも、掛け軸や書物などの作品を残しています。谷崎潤一郎の買取査定ポイントとしては、保存状態がよいかどうか、共箱などの付属品はあるかどうか、掛け軸の場合には軸先の素材なども買取査定ポイントになるでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 箱書があるか
  • 共箱があるか
  • 保存状態(シミやヤケなどはないか)
  • 軸先の素材

6.谷崎 潤一郎の作品の取引相場価格

ヤフーオークションなどネット上のオークションサイトをチェックしてみると、少しではありますが谷崎潤一郎の作品は取引されていました。ただ谷崎潤一郎の作品の複製(レプリカ)で10,000円の価格がついていましたので、本物の谷崎潤一郎の作品であれば高額査定が期待できるでしょう。谷崎潤一郎は小説家ですので、掛け軸や扇などの作品は数が多くありませんので、本物であれば高額査定につながります。掛け軸よりも短冊などの小さい作品が目立ちます。ただ保存状態が悪いと買取価格に影響してしまうでしょう。

7.谷崎 潤一郎の作品の買取についてのまとめ

達筆の作家として知られている谷崎潤一郎は、読みやすい行書体で1字ずつ切り離して大切に慎重に書く特徴があります。線質に鋭さやきつさはなく、力みのない柔軟な運筆はまさに読むための文字と言えるでしょう。谷崎潤一郎の作品が自宅に眠っているのであれば高額が査定が期待できますよ。