田能村 小斎(たのむら しょうさい)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.田能村 小斎の作品を売りたいお客様へ

日本画は作家の知名度や作品の出来などで、時として高値で取引されることもあります。今回紹介する田能村小斎は、南画家として江戸時代から明治時代にかけて活躍しました。どのような人物で、どんな作品を残しているかについて以下で詳しく見ていきます。

このページの目次

2.田能村 小斎についての解説

田能村小斎は、青年時代にすでに画家について絵を学び、65歳まで生きています。このため、絵描きとしてのキャリアも長く、技術は高いと評されます。しかし、現在残されている絵画作品は少ないです。これは田能村家で合作したものが多かったからではないかといわれています。小斎のほかにも、直入や小篁と一緒に作品を残しているため、個人の絵画が少ないのではないかと指摘されています。

3.田能村 小斎の歴史

田能村小斎は、幕末から明治時代にかけて活躍した画家です。弘化2年に播磨で大野乙山の子供として生まれた彼は、当時大阪で活動していた田能村直入について文人画を学びます。その後、豊後藩主に仕えていたのですが、明治維新の後は大阪や京都で過ごします。この時、直入の長男と長女が立て続けに亡くなり、跡取りを確保するため小斎を養子に迎えます。この時から田能村姓を名乗るようになりました。明治42年の大みそかに65歳で世を去りました。

4.田能村 小斎の代表作

  • 『十六羅漢奏楽図』(明治11年)

5.田能村 小斎の作品の買取査定ポイント

日本画の査定ポイントとして、まず作家がだれなのかで大きく変わってきます。著名な作家であれば、高値の買取の可能性が出てきます。そのほかには保存状態も査定価格に大きく影響します。破損しているほかにも、シミやほこりがついているとマイナス査定になりかねません。箱や額縁などの付属品が残っている、とそれも一緒に査定に出した方が高値が付きやすいです。

代表的な査定ポイント
  • 作家の知名度
  • 保存状態
  • 付属品の有無

6.田能村 小斎の作品の取引相場価格

田能村小斎の作品で本物であれば、数万円単位の値が付くのが一般的です。過去のオークションの事例を見ても、1万円を超える金額の付いているのが大半です。例えば白馬翁 関羽図という軸丈194×58cmの掛け軸が出たことがありました。こちらの買取価格が35.000円でした。しかも両端に多数の欠損があるなど、ぼろぼろの状態でこの金額です。もし保存状態が良くて出品したら、もっと高値が付いた可能性は十分考えられます。

7.田能村 小斎の作品の買取についてのまとめ

長いキャリアを有する割に、田能村小斎の作品はさほど多く出回っていません。このため、作品によってはプレミアの付く可能性も大いに期待できます。もし田能村小斎の絵画をお持ちであれば、一度買取業者に査定に出してみるのも一考です。