立松 義寅(たてまつ よしとら)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!

1.立松 義寅の作品を売りたいお客様へ

立松義寅は、江戸・明治期を生きた愛知県の日本画家です。幼い頃から画家に付いて絵を学び、四条派の影響を感じられる作品を生み出しました。その作品は神宮に奉納されたこともあり称賛されていますが、現在の市場ではあまり多く出回っていません。しかし、今なお優れた近代日本画家として広く知られています。

このページの目次

2.立松 義寅についての解説

立松義寅は江戸後期から明治にかけて活躍した、名古屋の日本画家です。四条派の画家であった松村景文に師事し、山水画を中心に学びました。四条派とは、理知的な写実表現を追求する円山派の画風にあたたかさや人間味を加えた画風を生み出した派閥であり、立松自身も写実性と抒情性に富んだ作品を多く描き、広く知られるようになりました。名古屋市の熱田神宮に絵図を奉納したこともあり、家業の傍、絵を描いていたと言われています。

3.立松 義寅の歴史

立松義寅は1810年、愛知県熱田の富豪の家に誕生しました。当初は画家である松村月溪や野村玉溪に絵を学んでいましたが、1825年に京都に赴き、四条派の画家松村景文に師事し絵を学びます。1838年には愛知に戻り、富豪立松太左衛門の養子として家業を継ぎました。家業の傍らで絵を愉しんだと言われています。立松は明治に入ると名古屋に移り、内国勧業博覧会に作品を出品するなどし、1882年に74歳で逝去しています。

4.立松 義寅の代表作

  • 宇治川先陣の図

5.立松 義寅の作品の買取査定ポイント

立松義寅の作品の買取では、真作であるということ前提に、落款の有無や共箱・鑑定書などの付属品の有無、素材、作品のサイズなどが査定ポイントとなります。また、保存状態も非常に重要で、カビやシミなど傷みのない綺麗な状態であるほど、高評価となります。

代表的な査定ポイント
  • 真作であること
  • 落款の有無
  • 保存状態が良いこと
  • 作品のサイズ
  • 付属品(共箱・鑑定書など)の有無

6.立松 義寅の作品の取引相場価格

立松義寅の作品は一般的に取引された事例はあまり多くありません。例としてはオークションサイトで四季図を描いた屏風が8,760円で取引されたことがあり、こちらはシミや折れなど傷みが多く、表具に穴も見られるお品でした。

7.立松 義寅の作品の買取についてのまとめ

師匠である松村景文による四条派の影響を受け、情緒性に溢れながら写実性にも富んだ作品を生み出し、立松義寅はその名を広めました。立松義寅の作品はあまり多く市場に出ていませんが、その作品は優れており、高額査定となる可能性がありますのでぜひ一度査定に出されることをお勧めいたします。