田山 方南(たやま ほうなん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.田山 方南の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
田山方南は昭和期の文化財調査官です。おもに国宝の指定調査に従事し、書跡関係の文化財保存に多大な貢献をなしました。文化財調査官に求められる能力のひとつに確かな鑑識眼があります。彼が太鼓判を押した掛け軸は間違いない名作として、高値買取が期待できるでしょう。
このページの目次
2.掛け軸作家「田山 方南」についての概要
田山方南は1929年に文部省に入省して以来、退官までの36年間日本の国宝調査に尽力しました。墨蹟や古文書といった書跡関係の調査において右に出る者はなく、行政による文化財調査のパイオニアと呼べる人物です。とくに専門とした墨蹟研究については『禅林墨蹟』にまとめられており、今日の墨蹟研究において欠かせない資料となっています。
3.掛け軸作家「田山 方南」の生い立ちや歴史
田山方南は1872年三重県の万像寺に生を享けました。方南は号であり、本名は信郎。父は寺の住職でした。かつての禅僧が遺した筆跡を調査する墨蹟研究の道を彼が選んだのは、禅宗の寺に生まれたからかもしれません。1929年には墨蹟研究のスペシャリストとして文部省に入省。同年に施工された国宝保存法の担い手として国宝監査官に就任し、以後36年間日本中をまわり古書跡の調査と保存に従事しました。1965年に退官してからは松永記念館館長、明治村理事を歴任し、1980年に死去。文化財保存の遂行と発展にその生涯を捧げました。
4.田山 方南の掛け軸作品の代表作一覧
田山方南はひじょうに優れた鑑定人です。彼の箱書きや鑑定書が残っていれば、その掛け軸は紛れもない名品として市場で信頼されます。それだけでも高額査定は想像に難くなく、保存状態や素材の出来も優れていればさらなる高値が望めます。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 表装の軸先から本紙にいたるまでの素材はなにか
- 共箱・共布・栞といった付属品が残っているか
- 田山方南が鑑定したと保証できるか(鑑定書、箱書きなど)
- 経年による状態の劣化がどの程度進行しているか
- 作者本人の落款や署名があるか
5.田山 方南の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
田山方南の箱書きが付属されている掛け軸は必然的に真作が保証されるのもあってか、数万円~数十万円で取引されます。後奈良天皇の作品とする『御宸翰和歌懐紙』は総丈108cm×54cm、本紙13cm×15cmで状態を「少シミ、少オレ、紙本、二重箱入り」としたもので251,000円の値段がつきました。信頼できる付属品がいかに査定額に影響するかをわかりやすく示した案件です。ちなみに田山方南自身も書をたしなんでいたらしく、氏の掛け軸作品が26,000円で落札された事例があります。作家としても需要があるといえるでしょう。
6.田山 方南の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
「日本における文化財保存に関する功績は極めて大きい」と評価される田山方南。その類まれなる鑑識眼は現在でも信頼されており、氏が鑑定した掛け軸ならば数十万円での買取も現実的な話です。また本人の作品も評価されていますので、田山方南のいわれがある品は是非一度プロの目にゆだねてみてください。
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