田崎 草雲(たざき そううん)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.田崎 草雲の作品を売りたいお客様へ

田崎草雲は、足利藩の絵師として活躍した画家です。国内外で高い評価を受けていて、多数の賞の受賞経験があります。本物の作品であれば、高値査定の可能性もあります。ここでは彼の人となりについて、詳しく見ていきます。

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2.田崎 草雲についての解説

田崎草雲は前半生では、画壇であまり高く評価されていませんでした。谷文晁に弟子入りしたのですが、彼の作風を真似ないようにしていて、その姿勢が画壇に合わなかったことが大きかったといわれています。南画のほかにも本草学を写実のために学ぶなど、プロ意識の高い画家と後年評価されました。1890年には帝室技芸員という芸術家にとって最も栄誉ある地位に選ばれているほどです。

3.田崎 草雲の歴史

田崎草雲は、1815年に江戸神田小川町の足利藩邸内で生まれました。絵とのかかわりは幼いころからで、金井烏洲という親戚の画家に手ほどきを受けました。20歳の時に藩士をやめた彼は、谷文晁や渡辺崋山などの有名な画家からその画風を学んでいきます。現在の足利公園内に1878年に白石山房を建てて、そこで山水や花鳥、人物画など様々な作品を制作します。1876年に開かれた第1回内国勧業博覧会に出品し高い評価を得て、注目を集めるようになります。

4.田崎 草雲の代表作

  • 『絹本著色蓬莱山宮図』
  • 『絹墨画富岳図』

5.田崎 草雲の作品の買取査定ポイント

絵画の査定ポイントとして重視されるのは、どの作家の作品で、どのような背景で制作されたかです。有名作家でも制作時期によって金額が変わってくることもあります。また絵画の状態も重視されます。汚れやシミ、破れなどがあるとどうしてもマイナス査定になってしまいます。さらに付属品の有無も買取価格に影響します。箱や額縁などが付属品に該当します。

代表的な査定ポイント
  • 作家
  • 制作背景
  • 絵画の状態
  • 付属品の有無

6.田崎 草雲の作品の取引相場価格

田崎草雲の作品はネットオークションなどでも活発に取引されています。過去の売買実績などを見てみると、5,000~58,000円程度の値で取引されています。模写も出回っていますが、こちらは数千円程度でどうしても価格は安いです。高値で買取されている作品として、黄花朱実図があります。こちらは58,000円で買取されています。小林草月による鑑定箱がついていることも高値になった理由です。このような鑑定箱の付いている作品は真作として客観的に証明できるため、高値になりやすいです。

7.田崎 草雲の作品の買取についてのまとめ

最初のころはなかなか芽が出なかったのですが、のちに高く評価された田崎草雲の絵画は、数万円の買取価格が付くことも珍しくないです。もし自宅で眠っていて不要なら、一度絵画の買取専門業者に査定に出してみるといいでしょう。