程 十髪(てい じゅっぱつ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.程 十髪の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

程十髪は、中国新時代の情趣とも言えるしなやかで独創的な画風が高い評価を受ける画家で、書家としても有名です。細筆の鮮やかな筆使いで繰り出されたストロークは清新な驚きに満ちており、人物画や花鳥画、さらに少数民族を画題に採り、多くの傑作を生みだしました。愛好家も多く、高額査定の可能性も十分ある作家です。

このページの目次

2.掛け軸作家「程 十髪」についての概要

美術教育を受けていなかったにも関わらず、専門学校に入学した時にはすでに基礎を会得していたほど優れた才の持ち主だった程十髪は、挿絵画家としても『阿Q正伝絵図』など名品を残し、扇面画の分野でも活躍しました。また、日本が海外初の個展の場という縁の深い作家です。そのため、作品の多くが日本に残存していると言われています。

3.掛け軸作家「程 十髪」の生い立ちや歴史

程十髪は1921年、上海市に生まれました。本名は程潼といいます。1938年に上海市美術専科学校国画科に入学するまで美術教育を受ける機会はなかったのですが、すでに基礎を自らのものとしていたと言われています。1941年に卒業し画家としてのキャリアをスタートさせますが、翌年には上海で個展を開くなどその歩みは順調で、1956年からは上海中国画院の画師、講師として教育にも尽力しました。海外での活動も積極的で世界にファンを増やしています。その皮切りが1980年の日本での個展でした。熱心に創作する一方で、上海中国画院院長など要職にも就いています。2007年、逝去しました。

4.程 十髪の掛け軸作品の代表作一覧

  • 画皮(1956年)
  • 程十发近作选(1981年)
  • 丽人行
  • 孔乙己
  • 儒林外史

5.程 十髪の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

現在、市場では、真作保証された作品が出回るケースは多くないと言えます。作品の大きさや付属品の有無、完成度や展覧会への出展実績などによっても査定額は変動しますが、肉筆のもので署名、落款があるものは、おおむね高い値がつくことが多いです。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 作者本人の署名(落款)があるか
  • 尺の大きさはどうか
  • 程十髪の真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良し)
  • 保存状態は良好か(シミ、カビ、欠けなどがないか)
  • 付属品は揃っているか(共箱・袋・軸先などが残っているか)
  • 展覧会に出展実績のある作品がどうか

6.程 十髪の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

真作保証されていないものでも、竹石、鹿、鳩などが画題の肉筆の作品で署名、落款のあるものは評価が高く、さらに、古典の人物や仕女など人物画では意外な高額落札となることもあります。作品全体が縦132cm、横46.8cm、本紙が縦49.1cm、横33.3cmの人物画は、シミ、剥がれなどがある状態だったものの表装、軸先など付属品も含め保存状態が良好で、署名、落款もあったこともあり、10万円で落札された実績があります。

7.程 十髪の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

程十髪は、画の天分の躍動が見る目も鮮やかな多くの傑作を残し、中国近現代美術に偉大な足跡を残しました。日本での活動の際の交流などで作家の逸品が眠っている大きな可能性を秘めている地が、日本だと言えるでしょう。ご確認のうえ、作品がある場合は、ぜひ査定に出されることをおすすめいたします。

その他の掛け軸について