蹄斎 北馬(ていさい ほくば)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.蹄斎 北馬の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

蹄斎北馬は、江戸時代後期に名声を博した浮世絵師です。葛飾北斎の門人となり、北斎の門下の中で随一の実力者となり、魚屋北渓と双璧を成す存在でした。初期は北斎の影響を顕著に受けていましたが、文政期からは独自の画風をもって肉筆画に専念しており、描いた作品は200点から300点に及ぶともいわれています。

このページの目次

2.蹄斎 北馬の掛け軸作品についての概要

蹄斎北馬は、葛飾北斎の門人の中でも筆頭に挙げれれる作家でした。北馬初期の画風は北斎の影響が見られますが、柔らかさが感じられる画風が特徴でした。天保期には北斎の画風から離れ、独自の画風を確立しています。文政期以降の肉筆画は歌川派の作風も取り入れ、北馬独自の画風を創出しています。

3.蹄斎 北馬の掛け軸作品の歴史や情報

蹄斎北馬は1770年(明和7年)に江戸の下谷御徒町(現在の台東区台東)神田で暮らす御家人の家に生まれました。武家での暮らしを窮屈に感じていた蹄斎北馬は、1818年(文政元年)を迎えるまでに家督を弟に譲り、画を学ぶために葛飾北斎に入門します。1800年(寛政12年)に最初の版本である『狂歌花鳥集』を刊行していることから、入門はその数年前だったと推測されています。寛政から文化期にかけては狂歌本や読本、摺物を主に制作していました。1813年(文化10年)に刊行された浮世絵師・戯作者の見立相撲番付では、歌川豊国、国貞に次ぐ小結の番付だったことから、名声を得ていた作家だったと窺えます。文政期は肉筆画に専念し、肉筆美人画の秀作を多く残しました。

4.蹄斎 北馬の掛け軸作品の代表作一覧

  • 春風美人図
  • 見立桃園三傑図
  • 出陣図
  • 三都三美人図
  • 墨堤二美人図

5.蹄斎 北馬の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

掛け軸の買取は、鑑定が難しいため知識や情報がないと損をしてしまう可能性があります。蹄斎北馬の作品も例外ではありません。蹄斎北馬の作品であると証明できることや、傷やしみがない状態であればプラス査定が期待できるでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 蹄斎北馬本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
  • 軸や画の素材は何でできているか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)

6.蹄斎 北馬の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

蹄斎北馬の掛け軸などの作品はネットオークションなどでは真贋不確かなものでも数千円程度から数万円で取引されています。例えば模写の『四美人図』という作品で、サイズは全体縦約181cm×横約48cm、本紙縦約93cm×横約35cm、額状態は「イタミ、シミ、表具に浮き有り」、「軸先は木」とするものが、388,000円で落札されています。

7.蹄斎 北馬の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

蹄斎北馬は葛飾派の門人の中で筆頭の作家でした。年を追うごとに作風の変化が見られ、師匠である北斎の画風を追随せずに、独自の画風を創出しました。蹄斎北馬の作品を所有している方は、是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。