鉄翁 祖門(てつおう そもん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.鉄翁 祖門の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

鉄翁祖門は、幕末長崎で活躍した南画家です。道号を鉄翁とし、別号に明言、魚光、銕道人、蓮舟人などがあり、室号は太素軒です。木下逸雲・三浦梧門と共に長崎南画三筆と称されています。蘭竹画、とりわけ四君子のひとつ蘭画の第一人者としても知られています。

このページの目次

2.鉄翁 祖門の掛け軸作品についての概要

鉄翁祖門は幼少より画を好み、はじめ唐絵目利の石崎融思に漢画を、1804年からは来舶清人の江稼圃に師事して南画を学びました。天保年間には清人陳逸舟の門下となり、山水図や蘭竹図の画法を習得しました。60歳で退隠すると、居室を「太素軒」とし書画禅三昧の日々を過ごします。この期間を太素軒時代といい、墨蘭竹図・山水図などに名品が多く生まれました。

3.鉄翁 祖門の掛け軸作品の歴史や情報

鉄翁祖門は長崎銀屋町の桶職人日高勘右衛門の子で、11歳の時父を亡くしました。その後、華嶽山春徳寺13世玄翁和尚に養育され、1820年に師が没すると春徳寺14世住持となりました。60歳で退隠すると東淵山雲龍寺に移りますが、維新後に春徳寺に戻り最晩年を過ごしました。81歳にて入寂。

4.鉄翁 祖門の掛け軸作品の代表作一覧

  • 米法山水図(1857年)
  • 蘭図(1857年)
  • 秋景山水図(1858年)
  • 水墨山水図(1860年)
  • 蘭竹牡丹図(1871年)

5.鉄翁 祖門の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

掛け軸の買取は、鑑定が難しいため知識や情報がないと損をしてしまう可能性があります。鉄翁祖門の作品も例外ではありません。まちがいなく鉄翁祖門の作品であることが証明できると高い買取が期待できます。さらに、キズやしみがない状態であればプラス査定が期待できるでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 素材の質、種類
  • 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名・落款(らっかん)があるか

6.鉄翁 祖門の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

国内のネットオークションで、鉄翁祖門の大幅の掛け軸『墨竹図』は約50,000円で取引されました。この掛け軸は肉筆、紙本、全体縦192cm×横88cm、本紙縦137cm×横72cmという条件で出品されたものでした。軸先欠損など経年感はあるものの大きな傷みは見受けられず、良好な状態であったため高額での取引になりました。 

7.鉄翁 祖門の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

長崎三大南画家とされる鉄翁祖門は人気作家ゆえ贋作も出回っています。鉄翁祖門の掛け軸作品を高額で売却したいと望んでいるのなら、真作保証が重要なポイントです。鑑定書と付属品もあれば揃って提出すると高額査定に有利になるでしょう。