董 寿平(とう じゅへい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.董 寿平の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

董寿平は、墨と運筆、そして色彩の総合芸術たる中国絵画の可能性に極限まで挑んだとも言える、現代中国屈指の書画家の一人です。究極まで簡素化させた色使いと豪胆な筆致の融合から生まれた独創的な画風の愛好家は多く、作品が常に求められている状況です。期待以上の高値の可能性も十分あります。

このページの目次

2.掛け軸作家「董 寿平」についての概要

祖父が国際的に有名な董霽堂という書画の名門に生まれた董寿平は、青年期から書画の研究に励み、画法の習得にも熱心に取り組むなど環境に奢ることなく努力を重ね数々の傑作を世に出しました。幾度も展覧会を開催し、美術教育にも尽力しました。また、日本でも数多く個展を開き、東京藝術大学で教鞭を取るなど、国際舞台でも活躍しています。

3.掛け軸作家「董 寿平」の生い立ちや歴史

董寿平は1904年、中国山西省洪洞県に生まれました。生家が書画の名門だったため、若い頃からその潤沢な蔵書を大いに活用し、書画の研究や技法の習得に勤しみました。1926年、北京東方大学を卒業後も独自に芸術の鍛錬に励みます。壮年期には四川省の風景の写生に没頭し、作家の画風の変革をもたらしました。山水や梅、蘭、竹などを画題に旺盛に創作し、作品は大きな反響を呼びます。また、黄山を描いた風景画は、その個性あふれる画風から「黄山画派」」と称されました。南虹芸術専門学校教授として若い才能の育成にも尽力し、1997年、93歳で生涯を終えました。

4.董 寿平の掛け軸作品の代表作一覧

  • 黄山云海
  • 大渡河
  • 墨竹
  • 墨梅
  • 劲节迎风

5.董 寿平の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

真作が出回るケースの少ないことが作家の希少価値高めており、肉筆であればおおむね高値で取引されています。現代の作家のため掛け軸だけでなく額装の作品も高評価で、展覧会への出展実績など作品の来歴がわかる作品などは思わぬ高値が期待できます。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 作者の署名(落款)があるかどうか
  • 作品の来歴がわかるものかどうか(目録や解説などがあるとなお良し)
  • 作品の大きさはどうか
  • 董寿平本人の作品であるか(証明書や鑑定書があるか)
  • 保存状態は良いか(傷、シミ、カビなどがないか)
  • 付属品が残っているか(共箱・袋・紐など)

6.董 寿平の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

山水画や梅、竹など花卉を描いた作品の場合、高額落札となる可能性がより高くなると言えます。さらに、筆致や色使いに作家の個性が色濃く反映された完成度の高い作品、解説や目録付きなど作品の来歴が明確なものなどは極めて高評価となっています。作品全体サイズが縦200cm、横64cm、本紙が縦48cm、横50.5cmの山水画の掛け軸は、軸先は木で、傷みやシミ、折れなどがある作品でしたが、署名、落款があり、作品の完成度も素晴らしく、資料もついていたこともあり、真作保証されていない作品でしたが570,999円で落札された実績があります。

7.董 寿平の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

中国伝統絵画、書の普遍的な美をあますところなく知らしめた董寿平のまいた種は、現在世界中の愛好家の思いとして大きく花開いています。日本で何度も展覧会を開催したため、価値あるその作品がこの日本にまだ多くあるとされています。ご確認のうえ、これはと思う作品がありましたら、一度査定に出されることが最良です。

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