常盤 大空(ときわ たいくう)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.常盤 大空の作品を売りたいお客様へ

常盤大空は、中国や西アジアを始めとする諸外国から題材をとった作品で、高い評価を受けた日本画家です。日本美術院賞や文部大臣賞受賞作家でもあります。佐久市立近代美術館など一部の美術館で、作品の一部を見ることができます。今回は日本画家常盤大空について、人となりや作品の軌跡を学んでみましょう。

このページの目次

2.常盤 大空についての解説

常盤大空は、1913年から1983年まで活躍した日本画家です。出身は福島県東白川郡吉殿村ですが、多くの題材を中国やシルクロード周辺の国々および日本など、オリエント世界から取るなど、スケールの大きい作品を多く残しました。美術的価値は大変高い作家ですが、買取市場では5000円程度の評価が相場になっています。確実にニーズはある作家なので、知っておいて損はありません。

3.常盤 大空の歴史

常盤大空は、1913年に福島県東白川郡吉殿村で生まれました。本名は政男です。19歳で画家を目指して上京し、はじめ岡村葵園に師事しますが、1938年に川端画学校卒後堅山南風に師事します。25歳でした。1940年に院展で初入選を果たした以降、入選を繰り返します。奨励賞や文部大臣賞、日本美術院賞など名誉ある賞を受賞し注目を集めます。特にシルクロードにテーマを置いて、古代オリエント世界を舞台にしたスケールの大きい画風で、従来の日本画会に新風を吹き込みました。

4.常盤 大空の代表作

  • 『水ぬるむ』
  • 『鶴』

5.常盤 大空の作品の買取査定ポイント

常盤大空作品で、真作かどうかを見極める手がかりは、直筆サイン”大空”と落款による共シールですが、それは作品中に挿入されています。額裏に共シールが添付されています。掛け軸なら共箱を見るのがおすすめです。美品であれば、それなりに高額査定がつきます。色紙画でも簡単に見つけることができます。美品であることや経年劣化が少ないことも、査定ポイントになります。

代表的な査定ポイント
  • 直筆サイン”大空”
  • 落款
  • 共シール
  • 共箱
  • 真作

6.常盤 大空の作品の取引相場価格

常盤大空の買取市場での取引価格を、ヤフオクなどで見ると半年平均で4000円程度になります。”筑波図”は掛け軸ですが、9.000円で取引されました。絹本横物でサイズは144x66cmになります。表書きがない共箱付き、本紙は美品ですが台紙に汚れが目立ちます。”畦道”は紙本大色紙の額絵ですが、7.010円でした。サイズは6号でおおむね良品です。”着色山水図”は絹本の掛け軸ですが、2.100円での取引です。サイズは本地だけで横幅が26cmあり、経年劣化が少々あります。

7.常盤 大空の作品の買取についてのまとめ

常盤大空は、号からも想像できるように、大変スケールが大きい作品を多く残し、奥深い精神性および哲学的な画風が魅力な作家です。保存状態さえ良ければ高額査定が期待できます。これから常盤大空で買取査定を検討する方がいれば、ニーズはある作品ですからおすすめです。