徳力 善雪(とくりき ぜんせつ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.徳力 善雪の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

徳力善雪は江戸前期に活躍した画家です。広義には京狩野派の画家と目されていますが、牧渓様の画風も慕って水墨山水を能くしました。師は狩野山雪説や狩野探幽説など諸説あり、詳細は不明とされています。

このページの目次

2.掛け軸作家「徳力 善雪」についての概要

徳力善雪は西本願寺創立時期に絵所という職に就き、本願寺の文化・美術を充実させるという責務を担った京画壇の中でも特異な位置づけの画家でした。西本願寺御影堂内障壁画『「親鸞聖人絵伝』の改描や東寺金勝院の『弘法大師絵伝』、本山の御影堂に蓮などを描き、その画力を示しました。

3.掛け軸作家「徳力 善雪」の生い立ちや歴史

徳力善雪は1599年、三好壱岐守善宗の子として京都に生まれました。名は之勝。通称は小兵衛としました。元和から寛永の初めにかけて関東で画道を修業。帰洛してのち剃髪して法名を善雪と号し、父・善宗の跡を継いで京都・西本願寺絵所預となりました。徳力家は本願寺の絵所6家の一つで、善雪以後も代々西本願寺絵所をつとめ、近年では版画家、金唐革作家、漆芸、陶芸家など多様な才能を排出し、今も京の名家として知られています。

4.徳力 善雪の掛け軸作品の代表作一覧

  • 猿猴蟹図
  • 親鸞聖人絵伝
  • 飛雲閣柳之間襖雪柳図
  • 瀟湘八景図巻
  • 雪舟肖像画
  • 弘法大師絵伝

5.徳力 善雪の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

徳力善雪は真贋の鑑定が難しい作家の一人です。高価買取のためには、画のほかに、署名や落款、表装の時代、伝来などが重要になってきます。またサイズや作品の状態、画題も査定に関わってきます。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 由来は確かか
  • 徳力善雪の署名・落款があるか
  • 本紙や裂の時代に違和感がないか
  • どのような仕立てか
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 保存状態はどうか

6.徳力 善雪の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

徳力善雪の作品はネットオークションなどで、113,400円で落札された実績がありました。『双龍観音図』という紙本水墨の三幅対で、各最大寸 総縦188.5cm×総横52.6cm、画寸縦102.5cm×横41.6cmの作品で、「基準印合致」とされていました。

7.徳力 善雪の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

画名は高く知られていますが、作品が非常に少ない作家の一人です。希少性もあり、真作であれば高価買取が期待できる作家の一人です。もし徳力善雪の作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出してみることをお勧めいたします。

その他の掛け軸について