徳富 蘇峰(とくとみ そほう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.徳富 蘇峰の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

徳富蘇峰は、明治から昭和期にかけて活躍した新聞記者です。のちに民友社を結成し、国木田独歩、弟・徳富蘆花らを輩出した雑誌『国民之友』を発刊しました。生涯をジャーナリストとして過ごした蘇峰は、同じ時代に活躍した勝海舟をはじめとする政治家や軍人など、名だたる著名人との幅広い交友関係を示すような掛け軸が残されています。

このページの目次

2.掛け軸作家「徳富 蘇峰」についての概要

評論家・言論人・史学家などさまざまな形で名を残している徳富 蘇峰は当初、平民主義を主張していました。しかし、後に皇室中心の国家主義思想家として活動を始めます。新聞記者として、政界や政治に大変興味があり、長きにわたり研究していました。そして『国民之友』や『国民新聞』を立ち上げますが、終戦後にはA級戦犯となり波乱万丈の一生を送りました。

3.掛け軸作家「徳富 蘇峰」の生い立ちや歴史

徳富蘇峰は、1863年に漢学者、教育者である徳富一敬の長男として熊本県に生まれます。同志社中退後、自由民権運動に参加。1886年に『将来之日本』を執筆し、功績をあげた翌年、民友社を創立すると、平民的欧化主義を掲げた雑誌『国民之友』、続けて国民新聞社も設立して、1890年に『国民新聞』を発刊します。しかし、日清戦争の前後は国家主義に転じ、『皇道日本之世界』『興亜之大戦』などを発表し、大日本言論報国会会長に就任しました。1943年、文化勲章を受章しますが、3年後の1946年に返上、第2次大戦後は公職追放されます。1957年94才にてその生涯を終えました。

4.徳富 蘇峰の掛け軸作品の代表作一覧

  • 将来之日本(1886年)
  • 大日本膨脹論(1894年)
  • 時務一家言(1913年)
  • 勝利者の悲哀(1952年)
  • 近世日本国民史(1918年~1952年)

5.徳富 蘇峰の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

徳富蘇峰は自分の信念のもと、あらゆる交友関係を築きました。蘇峰の作品には、その交友関係や歴史的背景が見て取れる物もあります。そのような物には、高値が付きやすい傾向があります。また、真作保証などの鑑定書の有無、経年劣化の状態などは査定額に大きく関係してくるでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント

  • 作品の中に署名や落款があるか(本人のものであるか)
  • 合箱など本物を証明できる付属品はあるか
  • 破欠損、日焼け、カビやシミなどの状態。
  • 掛け軸の内容(関わる人物や内容などのテーマ)

6.徳富 蘇峰の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

オークションに出品された真作保証付きの『徳富蘇峰 画:勝海舟のスケッチ(親書付き)』の掛け軸で、紙本、サイズは本紙縦23cm×横33cm、軸先は木、木箱などの付属品はついていないものが約65,000円で落札されています。掛け軸の状態は、擦れ、シミ汚れ、ヤケ、シワ折れ、虫食いなどがある状態のものでした。徳富蘇峰は、勝海舟の教えを受け、生涯の師の一人と仰いでいたということも有名です。もう1つは、所定鑑定人・機関によって作品の肉筆・真筆を保証されている、『徳富蘇峰 賛頭山満肖像画』です。絹本で合箱付き、初表具、サイズは総丈189cm×60cm、絹本111cm×42cmの掛け軸です。保存状態良好のもので約21,000円の値がつきました。

7.徳富 蘇峰の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

稀有な存在として、さまざまな著名人と懇意にし、亡くなる直前まで研究に没頭する人生を歩んできた徳富蘇峰の生き方には、根強いファンが多いです。彼の真作ともなれば、手に入れたいと考える方も多く、高値が期待できるでしょう。

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