鳥居 清長(とりい きよなが)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.鳥居 清長の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

鳥居清長は、1752年に江戸に生まれた浮世絵師です。本名は関口新助。鳥居は三代目当主の鳥居清満に師事し、役者絵を学びます。なかなか世に認められていない修行時代に残した鳥居派とも、当時の流行とも違う美人画が人気を集め、その実績を認められ鳥居は四代目襲名。独自の世界を表現しながら、鳥居派で学んだ画技の高さと繊細な画風が評価されており、今も人気が高く真作で状態の良いものであればかなり高値がつく可能性もあります。

このページの目次

2.掛け軸作家「鳥居 清長」についての概要

鳥居清長は、鳥居派四代目当主という影響力の大きい立場にいた人物ですが、広く評価され人気があったのは、襲名前に残した美人画です。その作品は東京国立博物館や江戸東京博物館を初め多くの美術館や博物館に収蔵されており多くの作品が重要美術品に指定されており、重要文化財になっているものもあります。鳥居派の役者絵とも違い、当時主流の鈴木春信の流れを汲んだ美人画とも違う繊細で健康的な美人画を多く残した鳥居清長。鳥居派四代目としての画技も高く評価され今も多くの人を魅了しています。

3.掛け軸作家「鳥居 清長」の生い立ちや歴史

鳥居清長(本名は関口新助)は1752年江戸本材木町(現在の東京日本橋)に生まれました。鳥居派三代目当主の鳥居清満に師事し、鳥居派の得意とするところの役者絵を学びます。年間110点以上画を残した年もあり非常に精力的な活動をしましたが、評価されるのは後年。その間に鳥居派的な役者絵とは画風の違う八頭身の健康的な美人画を多く描きますが、当時流行していた鈴木春信の影響を受けた美人画とも一味違うその画が広く認知、評価をされじわじわと人気を集めていきました。不遇の時代を過ごしながらも着実に腕を上げ実績を作った姿勢もあり、多くの門人を抱える鳥居清満を継ぎ鳥居派四代目の当主となりました。襲名後は美人画ではなく看板絵や番付などの鳥居は元来の仕事に専念し、晩年は黄表紙、芝居本、絵本などを残しました。享年64。

4.鳥居 清長の掛け軸作品の代表作一覧

  • 雛形若菜の初模様(1782年)
  • 当世遊里美人合(1781年~1783年)
  • 美南見十二候(1784年)
  • 柳下美人図(1785年頃)

5.鳥居 清長の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

鳥居清長は、鳥居派四代目という立場や重要文化財や重要美術品に指定されているものが多く美術館や博物館に多く収蔵されていますので、人気も高く高値が付きやすい傾向があります。しかし、大作が市場に出回ることは少なく、入手が困難でもあります。出回っているものは真贋鑑定の保証書がついているかや保存状態が査定の大きなポイントです。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 真贋判定がなされているか
  • どの時期に書かれたものか(美人画や芝居絵など作品が幅広いため)
  • 保存状態が良好か
  • 画の大きさはどれほどか
  • 本人の肉筆か、版画か
  • 作品に署名などはあるか

6.鳥居 清長の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

真作での美人画などであればかなり高値がつく可能性があります。過去ネットオークションに出品された例では紙本多色摺の木版画で軸は縦146.5cm横20cm本画が縦66.5横11cmのもので、保存状態は傷やシミなどがあるが概ね良好なもの、共箱などはついていないものが25,100円で取引されました。

7.鳥居 清長の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

独自の美人画で世に知れ渡った鳥居清長。鳥居派四代目襲名に裏付けられた画技の高さと独特な画風が評価され、非常に人気の高い画家です。その作品は国内外問わず人気が高く、真作となればかなりの高値を付ける可能性も。お手元に鳥居清長の掛け軸作品をお持ちの場合には是非一度お問合せくださいませ。