土佐 光成(とさ みつなり)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 土佐 光成の作品を売りたいお客様へ

江戸時代初期から、中期にかけて活躍する土佐光成は、言わずと知れた土佐派の宮中画家で、のちに出家すると常山と名乗ります。父光起の作り上げた土佐派様式を形式的に整理し、その後の土佐派の礎を築いた人物でもあります。

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2. 土佐 光成についての解説

土佐光成は、古い時代の土佐派の絵師にかかわらずも、比較的多くの作品が残されている画家です。近年発見された作品では、元禄年間後期に作成したと伝わる土佐光成筆の花合せカルタが発見されています。祖父土佐光則とともに、父土佐光起はそれまで85年間も途絶えていた宮廷の絵所預職に復職し、念願であった土佐派の復興を果たしたことで、次代となる土佐光成の手腕が期待されましたが、それにたがわず技量で役目を果たし、内裏と仙洞御所の絵事御用を務めました。

3. 土佐 光成の歴史

土佐光元戦死以来、土佐家の復興を果たし、そのバトンを渡された土佐光成は、父土佐光起にならい、光起の作り上げた土佐派様式を形式的に整理を進めていきます。土佐光起の画風は、それまで土佐派が描かなかった風俗画や草木図などを描き、従来の温雅なやまと絵に克明な写生描法を取り入れ、清新な画風を作り出した人物です。土佐光成もこうした父の姿を継承し、光起の肖像画を描いているほどですので、父にかなり陶酔していたこともうかがいしれます。1696年に従五位下・翌月に形部権大輔に叙せられた後、息子光祐に後を譲ると常山と号しました。

4. 土佐 光成の代表作

  • 新三十六歌仙図
  • 十二首和歌絵屏風(1683年-1684年)
  • 駿府鳥瞰図(1708年)
  • 川中島合戦図屏風
  • 紫式部・須磨・明石図

5. 土佐 光成の作品の買取査定ポイント

土佐光成の作品は、海外でも評価が高く、アメリカの美術館などでも屏風絵などが数点が所蔵されています。当然、日本でも人気のある絵師の一人で、それだけ贋作も多くみられます。査定ポイントとしては、時代がかなり古い絵師ということもあり、保存状態の良しあしや共箱の有無が、価格に大きく影響を与えます。

代表的な査定ポイント
  • 保存状態の良しあし (シミ、カビ、しわ、破れ、日焼け、色落ち、虫食いなど)
  • 共箱・箱書きの有無
  • 取引きの市場価格相場
  • 付属品あるいは付属部の保存状態

6. 土佐 光成の作品の取引相場価格

オークションに出品されている土佐光成関連の作品としては、書籍や掛け軸などがあり、模写といった作品集もみられます。土佐光成の真作として、題名 武者絵の掛け軸は絹本肉筆で、 軸丈 縦 206㎝×幅 72㎝ほどの大きさがあります。入札価格として、30,000円程度の値が付けられています。

7. 土佐 光成の作品の買取についてのまとめ

古い時代の土佐派の絵師としては、土佐光成の作品は比較的多く残されています。特に出どころがはっきりとしているものや、状態の良いものは高額で取引きされることもあります。オークションの中には、土佐派の作品集などもありますので、これを参考にするとよいかもしれません。