土佐 光信(とさ みつのぶ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1. 土佐 光信の作品を売りたいお客様へ
土佐光信は、大和絵師として、室町時代中期から戦国時代にかけて活躍した人物として知られています。後に、一大勢力となる土佐派の中興の祖とされているのが土佐光信で、土佐光長・土佐光起とともに土佐派三筆と称される人物でもあります。
このページの目次
2. 土佐 光信についての解説
大和絵は倭絵とも呼ばれ、唐絵に対する日本絵画の様式概念のひとつで、平安時代に発達した日本的な絵画のことを指しています。画風としては、それまでの古典的な平安時代のやまと絵から、静に動を重ねた光信の和漢混淆による表現方法を得意とし、絵巻物が巧みで伝統的な絵巻の他にもいくつかの肖像画や、扇面画・仏画などを描いています。土佐光信は、室町幕府8代将軍足利義政に重用され、絵師としては最高の位である従四位下に任じられたほどの人物です。
3. 土佐 光信の歴史
土佐光信は土佐光弘の子として生まれ、その後土佐広周の嗣子となった。大和絵最大の流派とされる土佐派は、南北朝時代の藤原行光を祖とし、代々宮廷絵所を務めた絵師派閥ですが、特に土佐光信は絵所預に輔任されのちに、その地位を盤石なものとしていきました。こうした行動は、ある意味策略家といったイメージを思い起こさせますが、公家や武家・寺社のために多くの作品を描き、大和絵の題材や技法・様式を拡大した功労者でもあります。また、風流で連歌を好み、当時を代表する心敬や宗祇など連歌師との交流もあったようです。
4. 土佐 光信の代表作
- 十王図(1489~1490年)
- 後円融天皇像 (1492年)
- 源氏物語画帖(1509年)
- 清水寺縁起絵巻(1517~20年)
- 花鳥草虫図押絵貼屏風
5. 土佐 光信の作品の買取査定ポイント
土佐藩の中興の祖として知られる土佐光信は、今からおよそ500年前に活躍した絵師ということもあって、残存する作品はかなり数が限定され、多くは重要文化財に指定されています。特に、保存状態の良しあしは非常に重要で、シミ・カビ・しわ・破れ・日焼け・色落ち・虫食いなどが少なく、状態の良いのものはかなり高額で取引きされる可能性があります。
代表的な査定ポイント- 共箱・箱書きの有無
- 取引きの市場価格相場
- 付属品あるいは付属部の保存状態
- 署名あるいは落款が押されているか
6. 土佐 光信の作品の取引相場価格
古美術階の土佐光信のイメージとして、古絵巻きが印象強いものですが、どうしても高額で取引きされる可能性が高い絵師とあって、一般のオークションなどで取引きされる可能性はかなり低いといえます。ただし、粉本などの摸本などは、出品されていることもあり、例えば歴史画・絵巻 縦388×横6840位mm の摸本が、90,000円からの入札で開始されていました。
7. 土佐 光信の作品の買取についてのまとめ
土佐光信の真作は、ほとんど世に出ることはなく、新たに発見されればかなりの高額の目を付けることが考えられます。気楽に床の間などに飾るのであれば、漆絵などの模写した作品がお勧めです。
お手持ちの品物名や作者などご入力し検索をすると、品物の取引相場価格や品物情報などを閲覧する事ができます。