東川堂 里風(とうせんどう りふう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.東川堂 里風の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

東川堂里風は性が皆川、名や生没年は不詳とされいる江戸時代初期の浮世絵師です。懐月堂派の作風に似た肉筆美人画を描いていますが、懐月堂派直系の作品とは区別されており、懐月堂派よりやや後世の享保期に活躍した浮世絵師だったと推測されています。作品のいくつかが博物館に所蔵されているなど、価値の高い作家のひとりです。

このページの目次

2.東川堂 里風の掛け軸作品についての概要

東川堂里風の肉筆美人画は、大半の作品が一人立ちの遊女を描いたものでしたが、浮世絵太田記念美術館に所蔵されている『納涼美人図』は、床机に座った遊女の姿が描かれています。『遊女立姿図』に描かれている身体を反らせた遊女の姿態から、懐月堂派を彷彿とさせる作品でした。しかし二重瞼でやや下膨れの遊女の容貌から懐月堂派直系の作風とは大きく異なっており、宮川長春の作風につながるものと推測されています。

3.東川堂 里風の掛け軸作品の歴史や情報

東川堂里風は師匠や、経歴が不明ですが、「皆川里風」の落款があるため、姓は「皆川」であったとみられています。作画期は、1711年〜1716年頃(正徳年から享保年)にかけてとされており、懐月堂派風の肉筆美人画を描いていましたが、絵の様式的には懐月堂派直系の門人達とは区別されています。作品の多くは、「大和絵師里風堂菅谷図之」、または「大和繪師東川堂里風圖之」のいずれかの落款が記されています。東川堂里風は版画は1点も残していませんが、肉筆の美人画は幾つかの作品が確認されています。

4.東川堂 里風の掛け軸作品の代表作一覧

  • 遊女立姿図
  • 蝶を見る美人図
  • 納涼美人図
  • 立姿美人図
  • 立ち美人

5.東川堂 里風の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

由来や書付など、東川堂里風の真作だということを裏付けるものがあれば査定価格は高くなるでしょう。また状態や仕立て、画題など、総合的な判断での査定となります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 東川堂里風の署名(銘)があるか
  • 東川堂里風本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 軸や画の素材は何でできているか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.東川堂 里風の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

東川堂里風の掛け軸は、ネットオークションでの取引数が少ないため、東川堂里風の真作であれば高値の取引が期待できる可能性があります。取引相場価格は、サインや落款が確認できるか、また保存状態は良好かによって大きく査定価格が変動します。もし東川堂里風作品をお持ちでしたら是非お問い合わせください。

7.東川堂 里風の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

東川堂里風は名、生没年が不詳で江戸時代初期に活躍した浮世絵師でした。作品は東京国立博物館や浮世絵太田記念美術館に所蔵されており、歴史的価値が認められています。里風の作品はをお持ちのかたは一度査定に出されてみることをお勧めいたします。