十時 梅崖(ととき ばいがい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 十時 梅崖の作品を売りたいお客様へ

十時梅崖は、儒官として伊勢長島藩に仕えた人物で、古美術界では江戸時代中期に活躍した南画家として知られていますが、儒学者として書や篆刻も造詣が深い人物として有名です。

このページの目次

2. 十時 梅崖についての解説

京都の儒学者であった伊藤東所に経学を学び、大谷永菴・趙陶斎から書法を修めた十時梅崖は、交流面も池大雅や木村蒹葭堂、皆川淇園と親しくし、画法を池大雅から学び和歌は小沢蘆庵から学び取ったとされています。文献上に十時梅崖の名が見られるのは、1775年の浪華郷友録で、儒家と書家の項目に記載あることから見ると、この頃はまだ画家としてよりも儒家や書家としての色合いが強かったことがわかります。

3. 十時 梅崖の歴史

書画、篆刻に優れた趙陶斎に師事していた十時梅崖は、1784年に師の紹介を得て、伊勢長島藩主・増山雪斎に招かれ藩儒となります。その後、廃れていた藩校省耕館を再興し、藩校 文礼書院の学長も務めました。書画や詩、篆刻にも秀でていた十時梅崖は、詩書画三絶と称されたほどの名声を得ますが、以外にもその性格は酒好きな豪放磊落な性格で、あまり小さな事にはこだわらない人物像だったようです。晩年は書画会や煎茶会に参加し、数々の文化人とも交流があり、56歳という若さで亡くなりましたが、その死を悼んだ大田南畝は遺画に題詩を添えています。

4. 十時 梅崖の代表作

  • 山水図屏風
  • 十便十宜図(1801年)
  • 倣大雅山水図
  • 寒村山水図自賛山水図

5. 十時 梅崖の作品の買取査定ポイント

十時梅崖を作品は、オークションではあまり見かけることがなく、古美術店や専門のギャラリーなどでの取引きが多いようです。専門の鑑定士による真贋鑑定は確実性が高く、個人で署名や落款などを調べる場合は、落款花押大辞典などによる専門書で確認するのも良い方法と言えるでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 共箱・箱書きの有無
  • 作者の知名度や代表作
  • 真作であること
  • 取引きの市場価格相場

6. 十時 梅崖の作品の取引相場価格

オークションには、あまり出回らない十時梅崖ですが、ギャラリーなどでは一部取引きが行われているようです。参考資料として、十時梅崖による掛け軸ですが、題名 赤壁舟游図 全体寸法 195.0×54.3 ㎝ 本紙寸法 136.2×54.3 ㎝ほどの大きさで、評価格としては100,000ほどの値が付けられています。赤壁に臨む舟遊びを描いた紙本淡彩ですが、状態はまずまずよいと思われます。

7. 十時 梅崖の作品の買取についてのまとめ

十時梅崖の作品は、あまり数が多いとは言えず、オークションにはほとんど出回ってこないようです。ただし、ギャラリーなどでは、いくつかの作品が現在でも取り扱われているようです。