唐 雲(とう うん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.唐 雲の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

唐雲は、古代絵画の伝統を20世紀中国の花鳥画に昇華させたとも言える中国現代絵画の大家の一人です。荘厳さと落ち着いた情趣が感じられる花鳥画や人物画で名声を得ました。また、書、詩文にも当代随一の作品を残しています。海外にも作品を求めるコレクターが多いと言える作家です。高値での査定も十分期待できます。

このページの目次

2.掛け軸作家「唐 雲」についての概要

美術の専門教育を受けることはなかったものの、芸術への情熱が見事に才能と結びつき、唐雲は20世紀中国美術に偉大な足跡を残しました。伝統絵画への飽くなき探究が、風雅と現代的な活力が同居した独創の画風を生んだとも言えるでしょう。芸術的評価も高く、人民日報が作家の作品を発表したこともあります。

3.掛け軸作家「唐 雲」の生い立ちや歴史

1910年、唐雲は生まれました。浙江省杭州市出身で、字は侠塵、号は葯城、葯塵、葯翁、老葯、大石、大石翁としています。絵画は幼少期から愛好し、中でも中国伝統絵画に傾倒しその技法を研究しました。1938年以降は、上海美術専門学校などで美術教育にも熱心に取り組み、1945年からは上海美術専門学校、新華芸術専門学校の専任教授の職に就いています。上海中国画院副院長等など要職に就く一方で、全国美術展、上海市美術展へも積極的に出展し、1979年に人民日報がその作品を紹介するなど、時代を代表する画家として確固たる地位を築きました。1993年、逝去しました。

4.唐 雲の掛け軸作品の代表作一覧

  • 朵朵葵花向太阳
  • 棉花谷子
  • 红荷
  • 鲜花硕果
  • 郁金香

5.唐 雲の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

装丁や付属品の状態などの条件はありますが、作品の完成度や展覧会への出展実績などによって査定額が大きく変動するケースもあります。現在市場では、真作保証された作品が出回る機会は多くなく、作家の希少価値をより高めていると言えます。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 作家の真作であるかどうか(証明書や鑑定書があるとなお良い)
  • 作品の完成度は高いか(個性の表現など)
  • 展覧会への出展実績の有無(目録、解説などあるとなお良し)
  • サインや落款があるかどうか
  • 保存状態が良いものかどうか(傷やシミなど汚れがないか)
  • 付属品が備わっているか(箱や紐、軸先、軸棒などが残っているか)

6.唐 雲の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

肉筆の作品で、保存状態のよいものはおおむね高値で取引されていますが、書や花鳥画、人物画で作品の完成度が高い作品は、保存状態がそれほど良くないものでも高額査定となっています。本紙が縦127cm、横64cmの花鳥図の紙本掛け軸は、ホツレなどがやや目立つ状態でしたが、堂々とした風格が画面に緊張感をもたらし、構図、色彩すべてにおいて作家の情趣の豊かさを感じさせる作品で、署名、落款があり、軸先など付属品も残っていたため、161,500円の高額落札となっています。作品を手元に置きたいという愛好家の熱は高いと言え、思わぬ高値も期待できます。お手元に作品がある場合は、一度査定に出されることをおすすめいたします。

7.唐 雲の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

伝統への敬意と勤勉な芸術的態度で中国美術界に献身した唐雲は、その人柄もおおいに愛されました。古代の絵画や絵画史から現代へのメッセージを正確に読み取り、花鳥画や人物画で独自の世界を確立した功績は大きく、残された傑作の数々は、中国美術の奥深さまでをも体現していると言えるでしょう。

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