遠山 雲如(とおやま うんじょ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.遠山 雲如の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

遠山雲如は江戸時代後期の漢詩人です。名は有孚のちに澹。字は子発のち雲如と名乗り、号は裕斎と称しました。江戸で詩名を上げ、多くの詩集を残しています。遠山雲如の掛け軸は市場で出回っているの作品数が少ない為、真作であれば高値が期待できるでしょう。

このページの目次

2.掛け軸作家「遠山 雲如」についての概要

遠山雲如は、年少の頃から詩を好み、菊池五山や大窪詩仏など詩壇の大家のもとに出入して詩を学びました。このころ雲如は16歳で『寰内奇詠』を著し、神童と評されました。その後詩集として、『蟹紅魚白集』、『雲如山人集』、『墨水四時雑詠』、『湘雲集』などの作品を残しています。

3.掛け軸作家「遠山 雲如」の生い立ちや歴史

遠山雲如は1810年(文化7年)、小倉大輔の子として江戸に生まれ、母方の姓である遠山氏を名乗りました。修験者となり金華山、葛城山をめぐり、江戸に戻ると長野豊山に儒学を学んだことで、江戸幕府蔵役人の職に就きます。この頃、梁川星巌の「玉池吟社」に参加して重要な地位を占めたといわれています。しかし放蕩生活で職を辞した為、関東方面を転々としながら詩を教えて生計を立てることになります。1857年(安政4年)に師の星巌の後を追い上洛しますが、翌年に星巌が没してしまいます。以後は淡路、飛騨、越前を遊歴した後、1863年(文久3年)に京都で亡くなりました。

4.遠山 雲如の掛け軸作品の代表作一覧

  • 京塵集
  • 島雲漁唱
  • 桟雲集
  • 湖雲岳雪集
  • 晃山遊草

5.遠山 雲如の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

由来や書付など、遠山雲如の真作だということを裏付けるものがあれば査定価格は高くなるでしょう。また状態や仕立て、画題など、総合的な判断での査定となります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 欠けなどがなく保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • 遠山雲如本人の作品かどうか(サインや落款が確認できるか、いつの時代の作品であるか)
  • 市場価値はあるか(有名作家の作品なら多少劣化していても高値が付きます)
  • 掛け軸の素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)

6.遠山 雲如の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

遠山雲如の掛け軸作品はネットオークションで、真贋不確かなものでも数万円で取引されています。模写作品でも例えば『六行書』という作品では、サイズは額寸縦約190cm×横約68cm、本紙寸縦約130cm×横約58cm、保存状態は「当時のウブ表具のまま」、「紙本肉筆」とするものが、10,600円で落札されています。

7.遠山 雲如の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

遠山雲如は幼少の頃より詩を好み、江戸で梁川星巌の「玉池吟社」に参加して重きをなした漢詩人でした。ネットオークションでは作品数が少ないため、真作であれば高値が付く可能性があります。遠山雲如の掛け軸作品を所有されている方は、是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。