津金 寉仙(つがね かくせん)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.津金 寉仙の作品を売りたいお客様へ

独学で書を学んだ異色の書道家である津金寉仙は、1940年に東京で「凌雲書院」を開き精力的な創作活動を展開し掛け軸などの作品も世に出しました。不世出の天才書人である津金寉仙の書は一斉を風靡して、戦後書道界に大きな足跡を残した実績があります。ここでは津金寉仙の作品についてまとめてみましょう。

このページの目次

2.津金 寉仙についての解説

不世出の天才書人と呼ばれる津金寉仙は東方書道展、日展などで活躍しており多くの掛け軸作品を発表しています。晩年には昭和女子大学の教授に就任して、後進の指導に関しても熱心に活動していました。凌雲会を創立した津金寉仙は、日展評議員でもあり、日展第一回文部大臣賞も受賞しています。書壇において、ゆるぎない地位を確立した津金寉仙の書風は自由奔放で迫力満載。全国の書人を熱狂させ、魅了し、戦後の書道界に多大な影響をもたらしたのです。

3.津金 寉仙の歴史

津金寉仙は1900年に長野県の信州諏訪近郊の由緒ある家にで生まれました。36歳までは村会議員、助役、学務医院などを務める明氏であった津金寉仙は書家としては珍しく、独学で書道を学び、1949年には東京で「凌雲書院」を創立し、そこから精力的な創作活動が続きます。自由で迫力のある津金寉仙の書は多くの人の心を揺さぶり、書道界においても大きな影響を与えた人物です。40歳を目前に家を捨てて一介の書人として生きようと決意する彼の志は作品にも現れておおり、繊細でいながら大胆な掛け軸が魅力的です。

4.津金 寉仙の作品の買取査定ポイント

津金寉仙の書の根底に存在するのは王羲之系統になります。戦後のモダンな空気が風潮となっていた中でも津金寉仙は正統な書の形を崩しませんでした。津金寉仙の作品は正統の王義之系を現代によみがえらせたのです。津金寉仙の作品は、貴族主義的な優美さだけではなく、その中に秘めたアンバランスの本質も兼ね備えています。人気のある津金寉仙の作品は、津金寉仙の活動時期が短いので非常に高額での買取が期待できます。保存状態、共箱などの付属品の有無は重要な査定ポイントになります。

代表的な査定ポイント
  • 箱書があるか
  • 共箱があるか
  • 保存状態(シミ、ヤケはないか)

5.津金 寉仙の作品の取引相場価格

戦後を代表する書道家の1人である津金寉仙の作品は、自由奔放ながら正統派を重んじる非常に迫力のある書風になっています。36歳を過ぎてから書道家として活動を始めた津金寉仙の作品はそれほど数がないため、本物であればかなりの高額査定が期待できます。ヤフーオークションなどのオークションサイトで買取相場をチェックしてみると、オークションサイト自体に津金寉仙の作品があまり出回っていませんでした。津金寉仙の本物の作品であるときちんと鑑定できる専門の査定士さんがいる買取店での査定をおすすめします。

7.津金 寉仙の作品の買取についてのまとめ

津金寉仙の自由奔放な書風は、戦後の開放的な気運とも重なり、熱狂的なファンが多いです。あまり市場に出回ることのない津金寉仙の作品は高額査定が期待できるでしょう。保存状態がよければさらなる高額査定が期待できますので、状態が良いうちに査定してもらうのがおすすめです。