上田 萬年(うえだ かずとし)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.上田 萬年の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

上田萬年は明治期の国語学者、言語学者で、東京帝國大學国語研究室の初代主任教授、東京帝國大學文科大学長、文学部長などを歴任しました。現代国語学の生みの親とも評されています。上田萬年の掛け軸作品は、希少性があるため真作であれば高値が期待できるでしょう。

このページの目次

2.掛け軸作家「上田 萬年」についての概要

上田萬年は明治期に西洋の言語学を積極的に取り入れることにより、標準語や仮名遣いの統一化に尽力しました。明治維新後は、旧仮名遣いの混乱が問題になっており、言文一致の必要性が叫ばれていました。上田萬年は、ドイツで行われた正書法を日本の言語政策に応用しようと試み、『仮名遣教科書』で「新仮名遣い(発音式)」を定義しました。

3.掛け軸作家「上田 萬年」の生い立ちや歴史

上田萬年は1867年(慶応3年)に尾張藩士の息子として江戸で生まれました。1888年(明治21年)に帝国大学和文科を卒業後は、大学院に進み国費でドイツに留学します。ドイツで西欧言語学を学んだ萬年は、東京帝國大學文科大学博語学講座教授に就任し、比較言語学、音声学など新しい分野を講じて、古文研究に傾倒していた日本の国語学界に新風を吹き込みました。1899年(明治32年)に文学博士号を取得後は、東京帝國大學文学部長、貴族院帝国学士院会員議員、國學院大學学長などを歴任しました。

4.上田 萬年の掛け軸作品の代表作一覧

  • 国語論(1895年)
  • 新国字論(1895年)
  • 国語のため(1897年〜1903年)
  • 普通教育の危機(1905年)
  • 男子成功談(1905年)

5.上田 萬年の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

掛け軸の買取は、鑑定が難しいため知識や情報がないと損をしてしまう可能性があります。上田萬年の作品も例外ではありません。上田萬年の作品であると証明できることや、傷やシミがない状態であればプラス査定が期待できるでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 欠けなどがなく保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • 上田萬年本人の作品かどうか(サインや落款が確認できるか、いつの時代の作品であるか)
  • 掛け軸の付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 素材の質、種類
  • 市場価値はあるか(有名作家の作品なら多少劣化していても高値が付きます)

6.上田 萬年の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

上田萬年の掛け軸作品はネットオークションで、真贋不確かなものでも数千円程度~数万円で取引されています。例えば、模写作品の『青松多寿色』という作品では、全体寸縦約202cm×横約49cm、本紙寸縦約131cm×横約33cm、「紙本肉筆」、「軸先が骨」、作品状態は「全体にごく薄い小シミが有り」、付属品として「合箱付」とするものが、2,600円で落札されています。

7.上田 萬年の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

上田萬年は西欧の言語学研究方法を学び、日本の国語学の端緒を開きました。上田萬年の掛け軸作品を所有されている方は、真贋確認も兼ねて是非一度査定を検討してみてはいかがでしょうか。