上田 耕冲(うえだ こうちゅう)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.上田 耕冲の作品を売りたいお客様へ

幕末から明治にかけた円山派に画家である上田耕沖の作品は、高い価値があります。もし、お宅にこう言った作品が眠っていた時に役立つような上田耕沖に関するあらゆる知識をお伝えいたしますので参考になさってください。

このページの目次

2.上田 耕冲についての解説

上田耕沖は、山水花鳥画が得意で、その優れた才能が評価されている日本画家です。亡くなる1年前に大阪天満宮の襖絵を描いたことでも有名で「鷹狩と雪中老松」という作品で高い評価を受けています。耕沖の父は画家の上田耕夫ですが、最初に絵の手ほどきを受けたのは父のみでなく、父の友人の長山孔寅に教わりました。大阪写実派画家として活躍し、87歳のときに宮内省に献画したことも有名です。

3.上田 耕冲の歴史

上田耕沖は京都祇園町に生まれましたが、13歳の時に大阪に引っ越しそれ以来大阪を拠点に活躍しました。明治初年には大阪で居候生活で当時流行していた文人画の影響でこうもり傘に絵を描くということもやっていたのです。明治17年設立の私立波華画学校で教鞭もとりましたので、後進の指導にも熱心でした。その画の情熱は衰えることなく93歳まで筆を持ちました。これだけ長生きの作者ですから、その画は数多く出回っていていずれも価値の高いものです。

4.上田 耕冲の代表作

  • 枯木山鳥図(明治37年)
  • 「鷹狩と雪中老松」(明治44年)

5.上田 耕冲の作品の買取査定ポイント

上田耕沖の作品は、落款や印で本人の作品であるかどうか確認します。そして、シミやしわ、傷、ヨレなどがどの程度であるかも査定のポイントです。明治時代の作品なので、多少のダメージは許容範囲になりますが、あまりにもひどい汚れや傷、シミ、しわはあるかどうかも重要でしょう。そして、付属物のあるなしで査定額も変わります。

代表的な査定ポイント
  • 傷の程度はどのくらいか
  • 付属物があるかどうか
  • 本人の作品であるかどうか落款を確認する

6.上田 耕冲の作品の取引相場価格

上田耕沖の作品の取引相場価格は、1,188円から40,000円です。40,000円のものは「花鳥図」でサイズは全体の寸法ですと縦が209センチで横が66センチ になり、絹本の寸法になりますと縦116センチ、横は50センチ になります。傷、汚れ、ヤケ、祖茂などはありますが、気にならない程度のものです。そして、付属品の箱がきれいなままで付いていることや明治時代の古い歴史のある作品であることも査定アップの理由でしょう。

7.上田 耕冲の作品の買取についてのまとめ

上田耕沖は、明治時代の高名な日本画家です。掛け軸などの作品は多く残していますので、お宅を探してみるとあるかもしれません。また、祖父母の家の押し入れや物置なども重要なポイントでしょう。状態が良ければ高値の取引が期待できます。