雲谷 等顔(うんこく とうがん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.雲谷 等顔の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
雲谷等顔は江戸時代初期に活動した日本の画家です。雲谷派の祖として障壁画や図屏風が重要文化財として全国各地に登録され、掛け軸の制作にも力を入れていました。没後400年が経ち、各地で雲谷等顔展が開催されるなど注目度の高い画家で、今現在作品の買取需要も高まっていると言えるでしょう。
このページの目次
2.掛け軸作家「雲谷 等顔」についての概要
1547年に生まれた雲谷等顔は江戸時代初期に絵師として活躍しました。 安土桃山から江戸時代の画派として確立していた雲谷派は雲谷等顔を開祖としており、画派は中国地方から広がりを見せます。画聖・雪舟の後継者とされ実力者であり、動物、布袋像など水墨画で表現することを好んでいました。なかでも等顔が最も得意とする山水画は、力強く滑らかな表現で現在も人気が高く、買取市場でも注目されています。
3.掛け軸作家「雲谷 等顔」の生い立ちや歴史
雲谷等顔は、肥前国藤津郡能古見(現佐賀県)1547年に生まれ京都で狩野派に学びます。狩野松栄、もしくは狩野永徳の元で修行後、再び西国に戻り制作を続けます。この頃より既に途絶えた雪舟画の再興を命じられ、雲谷派を立ち上げます。時代を同じくした狩野派や長谷川派と技術を競う中で雪舟画を踏襲しながらも、雲谷等顔が確立した水墨画は装飾豊かで現代においても支持されています。1618年没後、墓所が山口県萩市であることも関係し、山口県由来の人物として紹介されることもあります。
4.雲谷 等顔の掛け軸作品の代表作一覧
嶋井宗室像(1615年)
群馬図屏風(慶長10年代前半頃)
山水図屏風(安土桃山時代~江戸16~17世紀頃)
5.雲谷 等顔の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
雲谷等顔の掛け軸の査定ポイントとして、まずは真贋の見極めが価値を左右します。本物であることを証明するためにも、保証書や鑑定書があれば査定時に有利になります。印の種類や紙の質などからも時代背景は判断されます。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 雲谷等顔が作成した真贋であるか(証明書や鑑定書の付属で査定時に有利)
- 雲谷等顔の印の有無(別名は狩野等顔、等顔、容膝)
- 紙素材部分のシミや破れといった傷みの程度
- 江戸時代初期の紙の材質であるかどうか
6.雲谷 等顔の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
総丈サイズ横41cm×縦17.8cmの『布袋像図』の掛け軸は7万8千円の値がついています。雲谷等顔に限らず布袋像の水墨画は模写が多く出回る傾向があるため、雲谷等顔の真作であることを示すためにも落款印がはっきりとわかる程度の品質であることが重要視されます。総丈サイズ横65.5cm×縦194.5cmの『双馬図』の掛け軸には2万6千円の値がついていました。毛並みは細く柔らかく、身体の輪郭と足は力強く濃い墨で表現を行うことが雲谷等顔の描き方の特徴です。双馬図のような動物画を描く際は背景をあまり描かず、すっきりと仕上げていることからも等顔らしさが表れています。
7.雲谷 等顔の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
雲谷等顔の存在は、江戸時代初期に活躍した絵師として情報量が少なく、制作年数がはっきりとしていない所を含め謎に満ちていることなどから、現代の人々が魅了されている理由のひとつとなっています。雲谷等顔といえば山水画が著名であり得意な画風ですが、掛け軸作品の山水画はあまり発見されていません。雲谷等顔の真作であり、尚且つ山水画ともなると高額な査定になる可能性が高いので、お持ちの方は是非一度査定をしてみてはいかがでしょうか。
その他の掛け軸について
お手持ちの品物名や作者などご入力し検索をすると、品物の取引相場価格や品物情報などを閲覧する事ができます。