歌川 国長(うたがわ くになが)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.歌川 国長の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

歌川 国長は、江戸時代の浮世絵師で、生没年は諸説あり不詳です。歌川国長の略歴を編纂した『無名翁随筆』によると、初代歌川豊国の門人だった言われており、現在の新橋東口で暮らし、後に銀座八丁目辺りに移ったとされています。挿絵、錦絵、肉筆画の作品を多く残しており、肉筆画の『雪中美人図』は東京国立博物館に所蔵されるなど、歴史的価値が認められる作品を複数残している作家です。

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2.歌川 国長の掛け軸作品についての概要

歌川国長は、立版古の絵を得意としており、黄表紙や美人画、合巻の挿絵など多数の作品を残しています。なかでも当時世界の七不思議と呼ばれた、世界の建造物を描いた横大判の錦絵は、歌川国虎が描いたロドス島の巨像と並び、異色の作品に挙げられています。ほかにも歌川国長は、約2m(6尺)におよぶ大美人画を描いたと言われています。歌川国長の交遊間関係は、酒席で芸でもてなす事を職とする桜川善孝、甚幸といった人物と交遊があり、一時の友人だったという記述が残っています。

3.歌川 国長の掛け軸作品の歴史や情報

歌川国長は渓斎英泉が編纂した『無名翁随筆』によると、初代歌川豊国の門人で、俗称は梅干之助(ほやのすけ)、一雲斎と号しました。江戸に生まれ、芝口三丁目(現在の新橋駅東口辺り)で暮らし、その後金六町(現在の銀座八丁目の付近)に移りました。おもちゃ絵の一種の立版古の絵を得意としていました。歌川国長の作画期は享和期から文化期頃と言われており、合巻の挿絵や黄表紙、美人画、役者絵、外国の風景や名所の浮絵の作品を残しています。歌川国長の没年には諸説あり、1936年に刊行された『東京美術家墓所誌』では1827年(文政十年)、『浮世絵師伝』では1835年(文政12年)頃ではないかともされています。

4.歌川 国長の掛け軸作品の代表作一覧

  • 雪中美人図
  • 美人立姿図
  • 菖蒲と武家奥方図
  • 椿と花魁図
  • 鮎釣る美人図

5.歌川 国長の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

査定にあたっては歌川国長の確かな落款や印があることが重要です。また真作を証明できる鑑定書や書付があるとよいでしょう。保存状態やサイズ、仕立てによっても大きく査定金額が変動いたしますのでご留意ください。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 歌川国長本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 軸や画の素材は何でできているか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.歌川 国長の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

歌川国長の掛け軸などの作品はネットオークションなどでは真贋不確かなものでも数千円程度から数万円で取引されています。例えば模写の『旭松竹梅図』という作品で、サイズは全体縦約152cm×横約42.5cm、本紙縦約71.5cm×横約33cm、「軸先が骨」「絹本(肉筆画)」、「イタミ、シミ有り」、作品状態は「中程度」とするものが、12,755円で落札されています。

7.歌川 国長の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

歌川国長は、美術館や博物館に複数の作品が所蔵されており、真作であれば歴史的価値が認められる可能性があります。市場では模写作品でも数千円から数万円で取引されています。歌川国長の掛け軸を所有されている方は、真贋確認も兼ねて是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。