歌川 芳満(うたがわ よしみつ)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!
1.歌川 芳満の作品を売りたいお客様へ
歌川芳満は江戸末期から明治時代にかけて生きた浮世絵師です。12歳で歌川国芳に入門しましたが、のちに父の跡を継いで上絵職人となりました。俳句の才もあったそうです。歌川芳満の作品は市場でも出回ることが少なく真作であれば、高価な買取も期待できるでしょう。
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2.歌川 芳満についての解説
歌川芳満(1837年~1910年)の出世作となったのは、明治16(1883)年、歌舞伎役者の5代目尾上菊五郎が用いる肉襦袢に描いた不動明王でした。江戸っ子に評判を得て、明治19(1886)年には9代目市川團十郎のためにも肉襦袢を描いたとされています。
3.歌川 芳満の歴史
歌川芳満は天保8(1837)年、呉服上絵職人の松屋平兵衛の三男として江戸に生まれました。本姓は犬飼、幼名は健吉、平兵衛と称しました。画業では歌川の画姓を称して、芳満のほか一敬斎、一教斎、円阿弥、孤山堂卓郎と号しました。俳名は唯紋としています。明治43年没、74歳でした。法名は鶴翁平林居士。墓所は文京区本駒込の養昌寺にあります。
4.歌川 芳満の代表作
- 仮名手本忠臣蔵十一段一覧(1856年)
5.歌川 芳満の作品の買取査定ポイント
作品の査定において、高額査定となる一番のポイントは真作であるかどうかです。真作を保証する書付や鑑定証などが付いていると、査定価格は高くなるでしょう。また、錦絵においては保存状態が重要になってきます。ほかにもサイズや仕立て、画題などもあわせて総合的に評価されます。
代表的な査定ポイント- どのような仕立てか
- 歌川芳満の署名・落款があるか
- 真作を保証するものがあるか
- 画題はなにか
- 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
- 保存状態は良好か
- どのようなジャンルのものか
6.歌川 芳満の作品の取引相場価格
歌川芳満の作品は、残念ながらほとんど市場に出回っていません。希少価値もあり、多少経年による汚れや箱の傷みなどがあっても買取は可能です。取引相場価格は保存状態や作品の仕立てなどによって変わりますが、高値がつく可能性もあります。
7.歌川 芳満の作品の買取についてのまとめ
錦絵や肉筆浮世絵はコレクターが多く、美術市場では常に需要があるジャンルです。歌川芳満もそうですが、号を様々に使いわける絵師は少なくないので、一見作者が分かりにくい作品も数多く存在します。このジャンルの作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出されてみてはいかがでしょうか。思わぬ高値が付くかもしれません。
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