王 蒙(おう もう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.王 蒙の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
王蒙は元末期の画家です。黄公望(こうこうぼう)、呉鎮(ごちん)、倪瓚(げいさん)らと並ぶ元末四大家の一人です。唐時代の王維、宋時代の巨然らの影響を受けて、緻密ながら壮大な山水画を描き、南宋画の大成者の一人と称されました。特に、王蒙は逆に細部の細かい描写を得意とし、『青卞隠居図』などの代表作があります。
このページの目次
2.掛け軸作家「王 蒙」についての概要
王蒙(1308年〜1385年)は呉興(現在の浙江省湖州市呉興区)の人。元初期を代表する文人の趙孟頫(ちょうもうふ)の外孫であり、父の王国器も呉鎮、黄公望や倪瓚とも親交がある名家に生まれました。一時仕官したこともありますが、40歳前後のころ兵乱にあって官職をすて、約30年間黄鶴山(浙江省杭州市北東)に隠棲しました。晩年は謀反の疑いで処刑された胡惟庸(こいよう)の獄に連座し獄死しました。
3.掛け軸作家「王 蒙」の生い立ちや歴史
王蒙は戦乱の世にあって悩み苦しんだ文人でした。国が乱れて各地で騒乱が発生するなど激動の時代に生きた王蒙が山水画で描いたのは、”理想化された風景”でした。故郷への愛や友人との交わりなど普遍的な感情を細密で技巧的な画法で表現しました。さらに、権力に屈せず精神の自由を守ろうとする王蒙のまっすぐな生き方は現代人にも深い感銘を与えています。
4.王 蒙の掛け軸作品の代表作一覧
- 青卞隠居図(1366年)
- 春山读书图
- 层峦萧寺图
5.王 蒙の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
王蒙の並外れた技巧で表現された美しい山水画からは、伝統文化の命脈を次代へつなぐ強い意思が伝わってきます、そのため価値が高く、高額査定の可能性があります。保存状態が良いとさらに高額買取できる可能性があります。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名・落款(らっかん)があるか
- シミ汚れ、欠けなどがなく保存状態は良好か
- 表装素材の質、種類
- 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っていれば査定額は上乗せできます)
6.王 蒙の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
2011年に北京で開催された保利国際オークションで、王蒙の『稚川移居図』の落札額は4億250万元(約11億2500万円)に達しました。近年中国伝統絵画の需要が高まり、王蒙の掛け軸は高値で取引されています。箱書きや資料など付随品がありましたら、合わせてご用意の上お問い合わせください。
7.王 蒙の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
王蒙は復古主義を提唱し中国伝統絵画の継承に努めました。王蒙を含む元末四大家の山水画は、後の明の時代にも絵画の規範とされ後代へと引き継がれていくことになります。掛け軸の値段は作者によって決まることが多いですが、落款や箱書きが読み取れない場合も多いです。掛け軸の価値の判断は難しいため、お困りの場合はご相談ください。
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