王 献之(おう けんし)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.王 献之の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

王献之は、中国、東晋の書家です。王献之は王羲之(おうぎし)の諸子のなかで最年少であったものの、若い頃から書の天分に恵まれていました。才能を高く評価され、地方庁の事務官に始まり、貴族の子弟のうち最も優秀な者が選ばれる宮廷図書館の職員、地方長官なども歴任し、中書令(内大臣)にまでのぼりつめました。そのことより王献之は王大令と呼ばれています。また、父の王羲之とともに二王(羲之が大王、献之が小王)、あるいは羲献と称されることもあります。王献之の作品は手本として、また鑑賞の上でも不可欠な存在であり、現代でも人気の高い書家の一人です。

このページの目次

2.掛け軸作家「王 献之」についての概要

書道の大家である王献之(344年~386年)は、王羲之の第7子です。字は子敬。書法では父の王羲之と名声を等しくし、王献之の行書と草書はとりわけ優れています。王献之の書の特徴の一つが一筆書(いっぴつしょ)です。一筆書とは中秋帖などに見られる続け書き(連綿)のことで、この書風は北宋末の書家である米芾(べいふつ)などに影響を与えたとされています。米芾は、王献之の一筆書の運筆について「火箸で灰をかくように連続的で終始がなく、何ものにも捉われていないように見える」と賞賛しました。

3.掛け軸作家「王 献之」の生い立ちや歴史

二王と並び称される王献之ですが、王献之の書は羲之の書より逸気に富んでいるといわれています。王羲之には、七男一女が生まれましたが、末っ子の王献之は何かとこの父と比較する品評がよく行われました。王献之は楷・行・草・章草・飛白の五体が神品、隷書は能品といわれ、さらには行書と草書では父にも勝るとまで評されたこともあります。王献之の一筆草書には爽快感があり、生き生きとした書法や自然でのびやかな書風は現代の書人にも大きな影響力を持っています。

4.王 献之の掛け軸作品の代表作一覧

  • 廿九日帖
  • 洛神賦十三行
  • 十二月帖
  • 地黄湯帖
  • 中秋帖
  • 鴨頭丸帖

5.王 献之の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

王献之の躍動感あふれる書風は、現代の書人にも絶大な影響力を及ぼしています。とりわけ王献之の掛け軸は書法習得上で有効なものが多く、高額で査定される可能性があります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 作家名・作品名(掛軸には落款(らっかん)と呼ばれる印鑑やサインがあります)
  • 保存状態(シミや破れのないきれいな状態で保存されていれば、高く買取できます)
  • 大きさ(高さ、横幅をご確認ください)
  • 作品の種類(神仏画、花鳥画、山水画など図柄わかれば、お知らせください)
  • 付属品(掛軸を入れる共箱や鑑定書があれば一緒にお持ちください)

6.王 献之の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

中国文物芸術品を主に扱う総合オークション会社の中国嘉徳のサイトにて、王献之の『阿姨帖(191cm×46.5cm)』の模倣作品が最低価格80万人民元(1200万円)から出品されています。複製品でも人気の書であれば数万~数十万円の値がつくことも珍しくありません。もし王献之の真作であれば数百万を超える高値が付く可能性があります。

7.王 献之の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

父、羲之の法を継いで骨格が正しく、さらに華やかで麗しい王献之。書を芸術に高めた功績から、現代でも書道の手本にされるなど多大な影響を与え続けています。真贋がはっきりしないものは価値がないかと言えば決してそんなことはありません。今でも多くの人々が深い関心を寄せていることから、ご自宅に王献之の作品をお持ちの場合は一度査定に出されてみることをお勧めします。

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