王 沂東(おう ぎとう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.王 沂東の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

王沂東(1955年〜)は中国の山東省で生まれた洋画家です。中国的な要素と西洋的な技法を融合させ、女性をモチーフにした作品を多く制作しています。中国国内のみならず、日本、シンガポール、フランス、イタリアでも個展を開くなど世界的に高い評価を得ています。王沂東が得意とする女性の内面から溢れる静かな美しさは一目置かれているため、王沂東の肉筆作品は高額で取引される可能性が高いです。

このページの目次

2.掛け軸作家「王 沂東」についての概要

王沂東は1982年(27歳)に中央美術学院油画系を卒業し、その後同校の油画系講師となりました。1987年にはオクラホマ大学の訪問学者として西洋の芸術史と現代美術を学び、王沂東はそこでルネッサンスから19世紀の写実主義に至るまでの傑作と出会います。この経験は以後の制作活動に影響を与え、明暗法という明暗のコントラストを生かした自然主義的で官能的な画法の習得を後押ししました。

3.掛け軸作家「王 沂東」の生い立ちや歴史

ルネッサンス画家からインスピレーションを得た王沂東。油絵で表現した人物画が得意で、女性をモチーフとした作品が多いのが特徴です。1985年にフランスで開催された第16回世界芸術節に作品を出品しています。1987年にはニューヨークでも個展を開催し高い評価を受けています。中国的な要素と西洋的な技法を融合させた作品は依然高い人気を博しています。

4.王 沂東の掛け軸作品の代表作一覧

  • 戏风(1994年)
  • Reading Letter(1995年)
  • 江南女子肖像(1995年)
  • 山喜鹊(2001年)
  • 约会春天(2007年)

5.王 沂東の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

王沂東の作品は、色彩について深い知識をうかがわせるだけでなく、繊細で非常に細かい描線が特徴です。人気があることの裏返しで、贋作も多く出回っています。そのため、真作であるかどうかが大きなポイントとなっています。鑑定書や証明書などがあれば、高額査定になる可能性があるでしょう。また保存状態が良いか、箱があるかなども査定額UPの重要な要素です。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名・落款(らっかん)があるか
  • 希少な作品であるか(欲しがる人が多いほど買取価格はあがります)
  • 軸や画の素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)

6.王 沂東の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

2010年5月29日クリスティーズ香港のアジア現代美術および中国20世紀美術のイブニングセールで王沂東の『静静的河谷(150cm×150cm)』が662万香港ドル(およそ7800万円)で落札されました。王沂東は中国の写実大家としての実力を見せつけ、彼の作品に対する評価はますます高まっています。王沂東の肉筆であることが保証されると、最低でも65,400人民元(およそ104万円)で取引されています。

7.王 沂東の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

中国的な要素と西洋的な技法を融合させた王沂東の作品は評価が確立されています。とりわけ内面から溢れる静かな美しさを表現した女性や少女をモチーフした作品は人気が高く、高価買取の対象となります。王沂東の作品をお持ちの方は、ぜひ一度査定に出してみてはいかがでしょうか?

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