渡辺 南岳(わたなべ なんがく)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.渡辺 南岳の作品を売りたいお客様へ

渡辺南岳は江戸時代後期に活躍した円山派の画家になります。画法は円山応挙から学び、十哲の1人として数えられています。渡辺南岳は美人、鱗魚の絵を得意としており多くの作品を残しました。ここでは渡辺南岳の作品の高額買取のための査定ポイントをまとめてみましょう。

このページの目次

2.渡辺 南岳についての解説

渡辺南岳は明和4年生まれの江戸時代後期の画家であり、円山応挙門十哲の1人です。美人画を得意とした渡辺南岳は、尾形光琳を敬慕したとされています。装飾的な画面構成には、尾形光琳の影響を受けていると言われているのです。後年の江戸に円山派の画風を伝えた渡辺南岳は、四季草花図巻など数々の作品を世に残しました。晩年には江戸を出て、酒井抱一らと交遊し、円山四条派を江戸に広めた功績は大きいです。

3.渡辺 南岳の歴史

渡辺南岳は1767年に京都に生まれた日本画家です。名は巌、号は南岳、通称は小左衛門と言います。江戸に円山画法を広めた渡辺南岳は、応門十哲にも数えられていました。円山応挙に入門した時期は不明なものの、30代に入った作品には円山派の技法を完全に身に着けているため、20代頃に弟子入りしたのでは?と推測されます。また20代後半には俳諧を中心に、版本の挿絵も手がけており、幅広い作品を手掛けています。美人画を得意としており、高い評価を得ています。

4.渡辺 南岳の代表作

  • 「四季草花図巻」
  • 「蛙図屏風」

5.渡辺 南岳の作品の買取査定ポイント

渡辺南岳は円山応挙に学びましたが、後年には尾形光琳の画風も取り入れ、美人画や鱗魚の絵を好んで描きました。渡辺南岳の作品は流麗な筆使いが特徴で、非常に繊細なタッチをしています。渡辺南岳の作品を高額買取してもらうためには、保存状態が査定ポイントになります。保存状態が悪ければ、渡辺南岳の作品でも高値での買取は期待できません。逆にシワ、シミ、ヤケ、破れなどがなく、保存状態が綺麗であれば高額買取も期待できるでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 共箱の有無
  • 書箱の有無
  • 作品の状態(シミ、汚れ、破れ、焼けなどはないか)
  • 軸先の素材

6.渡辺 南岳の作品の取引相場価格

円山派の画風を江戸後期に伝えた渡辺南岳の作品は、現代においても大変人気があります。状態がよい渡辺南岳の作品であれば高額買取査定も付いています。インターネット上のオークションサイトでも渡辺南岳の作品は数多く取り扱われており、数千円から取引されているものもあれば、数万円以上の値段が付くものまで様々です。ヤフーオークションサイト上での買取額は、最安値は1400円、最高値は15000円となっており、買取相場は7200円前後になります。

7.渡辺 南岳の作品の買取についてのまとめ

鱗魚や美人画の絵を数多く発表した渡辺南岳の作品は、繊細で優美な筆致が特徴的です。渡辺南岳の作品を高額買取してもらうためには、専門の鑑定士に依頼することが大切です。日本画の買取を行う専門業者に依頼してみましょう。