渡辺 赤水(わたなべ せきすい)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.渡辺 赤水の作品を売りたいお客様へ

渡辺赤水は江戸後期の画家で、渡辺玄対の長子です。本名は(昴)画法を父から受けており、作風も父譲りの色彩鮮やかな繊細な作品が多いです。そのせいか父の玄対の作品と混同されがちですが、構図を捉えた遠近法がすばらしく人物も多く描写されているのが特徴です。

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2.渡辺 赤水についての解説

渡辺赤水の父、渡辺玄対から画法を学び玄対の作風を色濃く受け継いでいるのが赤水の作品の特徴です。玄対の画法は多くの弟子に受け継がれており、その弟子たちの絵も赤水の日本画と混同されがちですが、赤水の日本画は細部の細かな描写が全く違います。丁寧かつ繊細な筆遣いは父の玄対譲りといえます。1833年の大飢饉の時代に没していますが、あまり残されている作品は多くありません。

3.渡辺 赤水の歴史

渡辺赤水は渡辺秦、水渡辺玄対と続く画家の子として生まれました。父玄対は、医家に生まれたが画家の器量を見込まれ渡辺秦水の養子となりました。江戸後期文化文政の百花繚乱真っ只中で、谷文晁、酒井抱一などの眼宝に囲まれて育った。画を父に学び山水画を得意としていました。三代続く品格と自信が画にも感じられる作品を残して居ます。江戸生。名は昴、字は伯顆、通称は忠蔵。天保4年(1833)歿、58才でした。

4.渡辺 赤水の代表作

  • 渡辺赤水筆山水図

5.渡辺 赤水の作品の買取査定ポイント

掛け軸では、現物の状態が重要視されます。汚れ、染み、埃、破れといった保存状態の良さが最も重要になります。またもちろん、真作であるかどうかも重要です。

代表的な査定ポイント
  • 真作であること
  • 落款の有無
  • 保存状態が良いこと

6.渡辺 赤水の作品の取引相場価格

渡辺赤水の作品は世の中に出回っている数が非常に少ないです。188.5 x 56.5 センチ (全体)107.5 x 45 センチ (本紙)の掛軸が主流の作品ですが、作品自体が希少なのでオークション等では高値で取引されることが多いです。保存状態に関わらず、真作であれば20.000円以上で取引されます。綺麗な状態で箱や付属品が残っていれば100.000円以上の査定額が付くでしょう。山水画が有名ですが、赤水の漢画も確認されており、状態が良い真作であれば高額査定が期待できます。

7.渡辺 赤水の作品の買取についてのまとめ

赤水は百花繚乱の波乱の時代に生きた画家で、当時の画家達と肩を並べて作品を生み出してきました。飢饉で絵画を手放す人が多かった為、この当時の作品は数が少ないです。それ故この時代に生きた赤水の真作はとても貴重で、真作であれば高額査定が期待できるでしょう。