渡辺 幾春(わたなべ いくはる)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.渡辺 幾春の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
渡辺幾春は、昭和時代に活躍した名古屋の日本画家、版画家です。代表作の『昭和美女姿艶』は版元、制作経緯は不明ではありますが、当時のモダンガールの風俗を明瞭に伝えている点で高く評価されています。渡辺幾春の作品数点は故郷である名古屋市美術館に収蔵されています。
このページの目次
2.掛け軸作家「渡辺 幾春」についての概要
渡辺幾春(1895年〜1975年)は名古屋市西区江川端町に生まれました。9歳で水谷芳年に師事し、日本画を学びました。23歳のとき第12回文展に出品した『百日紅』が初入選を果たしました。その後京都市立絵画専門学校(京都市立芸術大学)別科に入学、第4回帝展の『若き女』で入選しました。
3.掛け軸作家「渡辺 幾春」の生い立ちや歴史
学校卒業後、渡辺幾春は京都において山元春挙に師事し京都及び名古屋を拠点に画壇で活躍しました。はじめは浮世絵をベースにした穏やかな美人画を得意としていましたが、大正から昭和の初期になると緊張感の溢れる大胆な画法を取り入れるようになりました。渡辺幾春は主に新版画といわれる木版画を制作しましたが、その中でも『昭和美女姿艶』シリーズは代表作として知られています。
4.渡辺 幾春の掛け軸作品の代表作一覧
- 若き女(1922年)
- 女(1923年)
- 蓄音機(1933年)
- 二人の女(1939年)
5.渡辺 幾春の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
渡辺幾春の作品は、色彩について深い知識をうかがわせるだけでなく、繊細で非常に細かい描線が特徴です。人気があることの裏返しで、贋作も多く出回っています。そのため、真作であるかどうかが大きなポイントとなっています。鑑定書や証明書などがあれば、高額査定になる可能性があるでしょう。また保存状態が良いか、箱があるかなども査定額UPの重要な要素です。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名・落款(らっかん)があるか
- 希少な作品であるか(欲しがる人が多いほど買取価格はあがります)
- 素材の質、種類
- 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
- 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)
6.渡辺 幾春の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
女性の美しさを追求し、さわやかさの中にも艶やかさを感じさせる作風で人気の渡辺幾春。多くの需要があるものの、渡辺幾春の作品はあまり市場に出回っていないのが実情です。そのため、希少価値が高く、高値での買取が見込めます。もし渡辺幾春の掛け軸をお持ちでしたら、一度査定に出されてみることをお勧めします。
7.渡辺 幾春の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
29歳で地元である名古屋へ戻った渡辺幾春は、朝見香城、喜多村麦子、織田杏逸ら地元在住の画家たちと中京美術院を創立し、日本画の革新を目指しました。花鳥・山水も得意としていましたが、浮世絵に写実性と個性を加味した渡辺幾春の美人画は、特に人気があり高値で取引されています。
その他の掛け軸について
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