渡辺 沙鴎(わたなべ さおう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.渡辺 沙鴎の作品を売りたいお客様へ
渡辺沙鴎は、明治から大正時代にかけて書道芸術の確立に大きな功績を残した書道家です。独自の風格が感じられる書風を確立し、日下部鳴鶴の弟子の中でも「鶴門四天王」の一人と称されています。残した作品の数は少ないと言われており、希少価値の高い作家です。肉筆の書などは思わぬ高値も期待できます。
このページの目次
2.渡辺 沙鴎についての解説
渡辺沙鴎(1864年~1916年)は名古屋の出身で、名は周、字は士顕といい、号は沙鷗、飛清閣主などとしています。日下部鳴鶴はじめ多くの大家に師事しましたが、とくに中林梧竹の薫陶を受け、書芸の自由を追い求めました。また、日本書道会を創設し、文展に書を入れることを働きかけるなど書道芸術の地位の確立にも尽力しました。
3.渡辺 沙鴎の歴史
渡辺沙鴎は水谷魯堂に書の手ほどきを受け、11歳で恒川宕石に弟子入りしました。秀でた才能のため15歳で助教授になっています。1889年、28歳の時に上京し日本郵船で働きながら鳴鶴の指導を受けるようになり、巌谷一六、中林梧竹にも師事し書法の習得に励みました。1907年に日本書道会を設立すると幹事となり、1911年には第1回の展覧会を開催しています。若い才能の育成にも熱心に取り組み、享年54歳で逝去しました。
4.渡辺 沙鴎の代表作
- 詩小雅天保
5.渡辺 沙鴎の作品の買取査定ポイント
渡辺沙鴎作品は希少価値が高く、真贋判定が重要となっています。署名、落款などで真作の証明ができれば、市場価値はより高くなります。さらに、保存状態が良い、付属品が揃っている、作品の大きさなど条件が整えば査定額の上乗せも可能となり、さらなる高値も期待できます。
代表的な査定ポイント- 渡辺沙鴎の真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良し)
- 作者本人の署名(落款)があるか
- 尺の大きさはどうか
- 保存状態は良好か(シミ、カビ、欠けなどがない状態であれば査定額は上乗せできます)
- 付属品は揃っているか(共箱・袋・軸先などが残っているか)
- 素材は何でできているか
6.渡辺 沙鴎の作品の取引相場価格
作家の手になる作品が市場で取引される機会は少なく、出品が待望されている状況です。肉筆の作品はおおむね高い評価を受けており、紙本の掛け軸で作品全体が縦201cm、横46cm、本紙が縦138cm、横34cmの書では、署名、落款があり、木製の軸先が残っている状態で、本紙に少しヤケなどがありましたが44,700円で落札されています。作品数自体が少ないとされるため、真作保証されているもの、保存状態が良好で付属品として共箱などが揃っている場合などは、期待以上の高額落札となる好機と言えます。お手元に渡辺沙鴎作品をお持ちでしたら、一度査定に出されてみることをお勧めします。
7.渡辺 沙鴎の作品の買取についてのまとめ
渡辺沙鴎は中国の古典を深く探究しながらも、常に書道の一歩先の地平を見据えていたと言え、比田井天来など同時代の大家にも高い評価を受けてきました。真作の証明ができ、保存状態が良く付属品が揃っているなど条件が揃えば高額査定の見込みも高まるでしょう。
お手持ちの品物名や作者などご入力し検索をすると、品物の取引相場価格や品物情報などを閲覧する事ができます。