呉 昌碩 (ご しょうせき)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.呉 昌碩 の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

呉昌碩は中国の清朝末期から近代にかけて活躍した画家、書家、篆刻家です。詩・書・画・篆刻ともに精通した「四絶」と称賛され、中国近代でもっとも優れた芸術家と評価が高い「清代最後の文人」とも呼ばれています。繊細でありながら力強さが表現された呉昌碩の作品は日本にもファンが多いです。

このページの目次

2.掛け軸作家「呉 昌碩 」についての概要

呉昌碩(1844年〜1927年)は初めの名は俊(しゅん)、のちに俊卿(しゅんけい)、字をはじめ香圃、69歳から昌碩としました。呉昌碩は曽祖父、祖父、父のみなが郷試に及第して挙人となるエリート家系に生まれました。16歳までは安定した生活を送り、塾に通い古文や篆刻を学びました。その後情勢が乱れ、戦火を逃れるため避難生活を余儀なくされ、湖北省や安徽省などを5年間彷徨いました。

3.掛け軸作家「呉 昌碩 」の生い立ちや歴史

呉昌碩が本格的に画を学んだのは、50歳を過ぎてからです。著名な芸術家の任伯年に師事し、気品のある画風を確立しました。梅、藤、菊、牡丹などの花卉画を得意とし個性的な画風で人々を魅了しました。この頃、上海の富裕層が呉昌碩の文人画を好んで買うようになり呉昌碩の名が広く知られるようになりました。

4.呉 昌碩 の掛け軸作品の代表作一覧

  • 墨梅図
  • 梅花図
  • 歳寒交図
  • 牡丹水仙図

5.呉 昌碩 の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

呉昌碩の作品は高い評価を受けているので価値が高く、高額査定の可能性があります。人気と需要もあるので、保存状態が良いとかなりの高額査定が期待できるでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 作家名・作品名(掛軸には落款(らっかん)と呼ばれる印鑑やサインがあります)
  • 保存状態(シミや破れのないきれいな状態で保存されていれば、高く買取できます)
  • 大きさ(高さ、横幅をご確認ください)
  • 作品の種類(神仏画、花鳥画、山水画など図柄わかれば、お知らせください)
  • 付属品(掛軸を入れる共箱や鑑定書があれば一緒にお持ちください)

6.呉 昌碩 の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

2015春季中国藝術品拍賣会にて、呉昌碩の『松竹梅三屏』が1億2千万円落札されました。日本では長尾雨山や河井廬らが呉昌碩の作品を紹介し、また大正11年に大阪高島屋で展観が行われてから書画愛好家の間で関心が高まりました。

7.呉 昌碩 の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

詩・書・画・篆刻と、多彩な才能を持っていた呉昌碩ですが、太平天国の乱で弟や妹、許嫁を立て続けに失うなど、その人生は苦渋に満ちたものでした。画や書を売って生計を立てるも思うようにいかず、晩年になってようやく花卉画の人気が高まり、書や篆刻も高値で取引されるようになりました。なお、晩年の画には呉昌碩のサインが入っていても画を弟子が代筆した作品も多く、画の鑑定は難しいといわれています。真作かどうかは査定額を大きく左右しますので、鑑定書や保証書、そして付属品などを揃えて提出すると良いでしょう。

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