呉 作人(ご さくじん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.呉 作人の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

呉作人は、現代中国画壇の第一人者です。中国古典絵画だけでなく、素描や油絵、美術教育にも造詣が深かった呉作人は、徐悲鴻に続く中国美術界の重鎮と称されています。来日したこともあり、日本においても大変な人気と馴染みのある画家です。

このページの目次

2.掛け軸作家「呉 作人」についての概要

呉作人(1908年〜1997年)は上海芸術大学や南国芸術学院で学んだのち、1930年からフランスへ留学しました。その後ベルギーのブリュッセル王立アカデミーのアルフレッド・バスチャンの下で油絵、彫刻を学び、帰国後もたびたび油絵作品を制作しました。

3.掛け軸作家「呉 作人」の生い立ちや歴史

呉作人は1943年より1953年まで甘粛省、青海省、西康を訪れ、各地で絵を描き、敦煌、炳霊寺、麦積山等の石窟芸術を研究しました。留学以降は主に油絵を描いていた呉作人ですが、油彩画を技法のひとつとして吸収した上で、1950年ごろからは中国画に力を入れるようになりました。晩年は、水墨画でパンダ、金魚、ヤク(チベット牛)、ラクダ等の動物画を多く描いています。呉作人の描いたパンダは中国において郵便切手のデザインとしても用いられました。

4.呉 作人の掛け軸作品の代表作一覧

  • 戰地黄花分外香(1977年)
  • 金魚図(1978年)

5.呉 作人の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

呉作人は晩年、ゴビ砂漠で遊牧民と暮らしながらどこまでも続く高地平原を駆け抜ける野牛や、ラクダのキャラバンを描きました。躍動感と人間味、光を簡潔にかつ的確に表現した作品は今なお高い評価を得ています。贋作も多く出回っており、真作であるかどうかが高価買取の大きなポイントとなっています。鑑定書や証明書があるか、保存状態が良いかが査定額UPの重要な要素です。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名・落款(らっかん)があるか
  • 希少な作品であるか(欲しがる人が多いほど買取価格はあがります)
  • 素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)

6.呉 作人の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

2013年中国嘉徳オークションにて、呉作人の『戰地黄花分外香』が13億円という高価で落札されました。この作品は油絵で描かれていますが、呉作人は油絵・中国画ともに優れた作品を多数残しています。

7.呉 作人の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

少数民族の人物画や雄大な風景を描いた呉作人の作品からは、現代中国の政治課題、庶民の生活について後代への課題を提示する意図も感じられます。呉作人の作品の売却をお考えなら、真作の証明、作品の保存状態について確認しておくことをおすすめいたします。呉作人の真作であることがはっきりしている、箱が残されているものであれば高額査定の可能性があります。

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