山本 竹雲(やまもと ちくうん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.山本 竹雲の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

山本竹雲(生年不詳~1888年)は、幕末から明治初期にかけて上方で活躍した人物です。篆刻、文人画を能くし、漢詩人としても知られるほか、煎茶の第一人者とも称されています。文房趣味に詳しく、煎茶器の鑑定にも長じました。

このページの目次

2.掛け軸作家「山本 竹雲」についての概要

山本竹雲は、幕末・明治期の篆刻家・茶人です。江馬天江、谷如意、山中静逸、浅井柳塘、熊谷鳩居堂、山中箺皇堂らとの交友をもち、漢籍詩文の教養に富んだ文人として上方文化を牽引した人物でした。篆刻を細川林谷に、漢学を篠崎小竹に学び、画や煎茶道具の鑑定にも長けていました。三条梨堂、松方海東、杉聴雨、長三洲など当時名流の印章を数多く制作しています。

3.掛け軸作家「山本 竹雲」の生い立ちや歴史

山本竹雲は文政2(1819)年、備前児島郡味岡の裕福な家に生まれました。名は戈または勇、字は中立、竹雲は号で、堂号に深竹軒、夢硯堂などがあります。煎茶が盛んだった高松に遊歴し、細川林谷に篆刻を学びました。その後に京都・御池柳馬場に住み、篠崎小竹の門下となっています。滞在して煎茶文化を唱導した福井には、吉川帰峰、片山桃州、五十嵐香圃、岡崎鷺州、久津見晴嵐などの門弟がいました。足羽山にはその流派「文房流」の記念碑が建てられています。

4.山本 竹雲の掛け軸作品の代表作一覧

  • 消夏偶興

5.山本 竹雲の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

真作を保証する共箱などがついていると評価が高くなります。また竹雲の作品ではなくても、竹雲の箱書がついたものは「竹雲箱」と呼ばれ、名品が多いとされています。査定価格も高いものとなるでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • どのジャンルの作品か
  • 山本竹雲の署名・落款があるか
  • 真作であるかどうか(共箱や鑑定書が付いているとなお良い)
  • どのような仕立て
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 保存状態は良好か

6.山本 竹雲の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

山本竹雲の掛軸作品はネットオークションで真作とされるもので38,600円の値が付いたものがありました。画題は『滝図』の紙本水墨、サイズは掛軸全体が187cm×35cm、本紙は111cm×22cm、共箱付で、状態は「少しイタミ、シミ有」と説明されていました。また、真作保証付きの印章と印譜帖のセットものでは362,510円で落札された実績もありました。秋の七種(七草)が刻まれた印章7種と、サイズが16.5cm×10.4cm×1.4cmの印譜帖1冊、共箱付、状態説明は「シミ汚れや、朱肉あとなどはご承知の上入札お願いします」とされていました。

7.山本 竹雲の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

竹雲の目を経た美術品は評価が高く、彼の箱書を持つ道具は特に珍重されています。画家として、篆刻家として、また審美眼をもった目利きとしても注目されている人物です。山本竹雲の作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出してみることをお勧めいたします。

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