山本 北山(やまもと ほくざん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.山本 北山の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

山本北山は、江戸時代中期に儒学者として活躍しました。漢詩の造詣が深く、日本におけるその後の漢詩スタイルに大きく影響を与えます。侠気があることでも知られ、山本北山の人柄を慕って多くの門人が彼のもとに集いました。主な門人には儒学者の太田錦城、漢詩者の梁川星巌等がおり、彼らの師ということで掛け軸も高値がつく可能性があります。

このページの目次

2.掛け軸作家「山本 北山」についての概要

山本北山は江戸時代中期の儒学者です。はじめは山崎桃渓から素読を学び、井上金峨からは折衷学を学びました。その後は独学で儒学や兵学、漢詩などを幅広く学んでいます。山本北山自身はあまり漢詩の才に恵まれなかったようですが、宋詩を模範とすることを主張し大きな影響を及ぼします。文章においては韓愈や柳宗元を尊び名文家としても知られていました。

3.掛け軸作家「山本 北山」の生い立ちや歴史

山本北山は1752年に裕福な武家の家に生まれました。幼少より文学を好み、山崎桃渓から素読を、井上金峨には折衷学を学びます。それ以降は独学で学問に打ち込み、儒学はもちろん、天文や兵法、医学、道家思想などを究めました。私塾・奚疑塾(けいぎじゅく)で数百人もの門人に講義しており、門人には儒学者の太田錦城、漢詩者の梁川星巌や大窪詩仏らがいます。漢詩についても造詣が深く、清新で叙情的な宋詩を模範とするべきという主張は日本の漢詩界に大きく影響を与えました。

4.山本 北山の掛け軸作品の代表作一覧

  • 性懶不堪塵務忙
  • 花鳥図(西園方済との合作)
  • 二行書

5.山本 北山の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

山本北山の掛け軸の買取査定のポイントとしては保存状態があげられます。破損や汚れ、皺が目立つようだと査定額が低くなるので注意しましょう。また、山本北山の真筆であるかどうかも査定に影響を与えます。鑑定書などで証明できればなおよいでしょう。その他、付属品の有無や作品のサイズもポイントです。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 良好な保存状態か
  • 山本北山の真筆か(鑑定書などで証明されているか)
  • 作品のサイズ
  • 付属品が全部そろっているか
  • 落款や署名はちゃんとあるか

6.山本 北山の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

山本北山の真筆『二行書』(186cm×52.5cm)というお品は真贋不明で汚れや折れが目立っており落札額は5,500円でした。しかし、西園方済との合作である『花鳥図』(195cm×55cm) というお品は模写で保存状態も特別に良いわけではありませんでしたが、33,833円で落札されています。よって山本北山の真筆で保存状態がもっと良いものだと更なる高値を期待することができます。

7.山本 北山の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

儒学者として多くの門弟を育てた山本北山は、漢詩者としても日本の漢詩に大きな足跡を残しました。能書家で知られており、山本北山の掛け軸は模写でも3万円以上の査定額がついています。真筆であればさらに高値がつく可能性もあるので、お手元に山本北山の掛け軸がある方は一度査定に出すことをおすすめします。