顔 輝(がん き)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.顔 輝の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
顔輝は宋末元初の13世紀後半に活躍した道釈人物画家です。宋代を代表する道釈人物画の名手として知られ、後の日本の絵師たちに大きな影響を与えた人物です。臨済宗の画僧であった明兆が『蝦蟇鉄拐図』の模写を試みた記録が残っていることからも、遅くとも室町時代中期には顔輝の作品は日本にもたらされていたと推測できます。
このページの目次
2.掛け軸作家「顔 輝」についての概要
顔輝(生没年不詳)は廬陵(現在の江西省吉安市)の人。顔輝について詳細な伝は明らかになっていないものの、大徳年間(1297~1307)吉州の道観輔順宮の修復の際に壁画を描くなど元朝の宮廷画家であった可能性が伝えられています。顔輝は鬼神や猿などに妙技を発揮するなど怪異な主題を強調することから「筆法奇絶」と評されました。
3.掛け軸作家「顔 輝」の生い立ちや歴史
顔輝の画の特徴は、陰影を濃厚にした強烈な表現で立体感を強調するところです。宋代の写実主義を継ぎながら,その理知的描写を捨てて主題の怪奇性を強調しました。そのことから神秘性の表現に成功し、高い評価を受けるようになりました。
4.顔 輝の掛け軸作品の代表作一覧
- 蝦蟇鉄拐図
- 寒山拾得図
5.顔 輝の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
顔輝の作品は人気があることの裏返しで、贋作も多く出回っています。そのため、真作であるかどうかが大きなポイントとなっています。鑑定書や証明書などがあれば、高額査定になる可能性があるでしょう。また保存状態が良いか、箱があるかなども査定額UPの重要な要素です。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名・落款(らっかん)があるか
- 希少な作品であるか(欲しがる人が多いほど買取価格はあがります)
- 素材の質、種類
- 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
- 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)
6.顔 輝の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
現存している中で最も価値がある顔輝の作品は、絹本着色の二幅の『蝦蟇鉄拐図』です。国の重要文化財として、京都知恩寺に所蔵されています。的確な写実的表現や淡墨技法に加え、独特な怪異性は後の日本の絵師たちに大きな影響を与えました。そのため日本の絵師によってしばしば模写されていて、『十六羅漢図巻』の贋作の掛け軸でも13万円の値がつきました。
7.顔 輝の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
顔輝は宋末元初に道釈人物画家として活躍しました。怪異な主題を強調したことで注目が集まりやすいですが、宋画の写実的表現から一歩進んだ顔輝の新しい造形感覚は、中国のみならず日本美術の歴史において大きな貢献を果たしました。そのため顔輝の作品にはコレクターも多く、保存状態の良いものであれば高額査定の可能性があります。
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