安田 鴨波(やすだ こうは)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.安田 鴨波の作品を売りたいお客様へ

安田鴨波は別名、丹波直入とも呼ばれており、幕末・明治時代に活躍した南画家になります。画は田能村直入の門で学んだ安田鴨波は、田能村直入の高弟として活躍しました。ここで幕末・明治を生きた南画家、安田鴨波の作品の高額買取査定のポイントをまとめてみましょう。

このページの目次

2.安田 鴨波についての解説

安田鴨波は南画家であり、南画家とは中国の南宗画に由来した日本的解釈の江戸中期以降の画派、画様になります。また安田鴨波は、鴨波だけではなく、兄弟たちも南画家として活躍しました。安田鴨波の弟で眼科医としても高名であった半畊や、安田鴨波の長男の栗郷、次男の雲林、栗郷の長男である虚心と、安田家だけでも5人の南画家がおり、それぞれ素晴らしい作品をたくさん世に輩出しています。

3.安田 鴨波の歴史

安田鴨波は文久3年12月15日に氷上町田中に生まれました。本名を壽吉と呼び、幼児期には三川経憲を学び、その後、菅沼定之に経書算数を納め、役所の初期となります。明治13年、安田鴨波が18歳の時に父親の耕逸の従兄の紹介によって田能村直入に入門して、南画を学ぶことになります。また田能村直入が開いた、南宗画学校では会計を務めており、多くの子弟を育てました。また安田鴨波の長男である安田栗郷や、田中銀龍洞なども安田鴨波の子弟になります。

4.安田 鴨波の代表作

  • 海絶勝天橋立
  • 秋嶺帰雲(1918年)

5.安田 鴨波の作品の買取査定ポイント

安田鴨波の作品は南画になります。南画は幅広い範囲の絵を含み、俳画から風景山水画、水墨画、墨彩画、茶席に合う茶掛け風の簡単な絵まで、テーマと表現技法が異なり、様々な作品があります。美術的なジャンル分けにおいては水墨画の一部分になります。安田鴨波の作品は、旧氷上郡において近代水墨画壇の本流にあります。安田鴨波の買取査定のポイントは、保存状態がよいかどうか、シミや焼け、破れなどはないかどうか?共箱などの付属品はあるかどうか?などがポイントになります。

代表的な査定ポイント
  • 共箱の有無
  • 書箱の有無
  • 作品の状態(シミ、汚れ、破れ、焼けなどはないか)
  • 軸先の素材

6.安田 鴨波の作品の取引相場価格

田能村直入に入門し、南画を学んだ安田鴨波の作品は、現在でも非常に人気が高く、高値で取引されるケースも多いです。インターネット上のネットオークションで取引されている安田鴨波の買取相場をチェックしてみると、掛け軸で共箱ありのものが78000円で取引されています。平均買取相場としては28000円前後になるでしょう。安田鴨波の作品が高額買取になるのは、共箱などの付属品がついている場合や、作品の状態が綺麗な場合が多いでしょう。

7.安田 鴨波の作品の買取についてのまとめ

南画家として幕末、明治に活躍した安田鴨波の作品は、現代においても大変人気があります。特に多くの子弟を育てた安田鴨波の作品は趣のあるものが多く、ファンも多いです。安田鴨波の作品を高額買取してもらうためには、保存状態に気を付けるべきでしょう。